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40歳以上は気を付けて…! 実は「老け見えするベースメイク」の特徴

「なんだかシワが目立つ気がする」「ひょっとして老けて見える?」などのお悩みはありませんか? こうしたお悩みは、ベースメイクの方法に原因が潜んでいる可能性があります。40歳を超えると、よかれと思っていたやり方が逆効果になるケースも少なくありません。今回は40代の筆者が、老け見えしやすいベースメイクの特徴とお直し方法をご紹介します。

NG1:シワが気になる部分にもしっかり塗り

NG1:シワが気になる部分にもしっかり塗り

40歳を過ぎると、シミやクマ、シワなど気になる部分が増えてくるもの。シミやクマはコンシーラーでカバーできますが、シワをコンシーラーやファンデーションで隠そうとすると逆効果になりやすいでしょう。

シワのある部分は厚塗りすればするほど崩れやすくなります。できるだけ薄く仕上げたほうがシワ自体は目立ちにくいでしょう。シワのある部分にコンシーラーを使いたい場合は、ファンデーションは塗らないようにするなど、できるだけ薄くすることを意識してください。

また、シワ対策だけを考えると目のキワにはフェイスパウダーを塗らずに仕上げたほうがよいでしょう。パウダーを重ねるとシワっぽくなりやすいので、塗らないほうがシワは気になりにくいといえます。しかし、そのぶんアイメイクがヨレやすくなるため、パウダーの量をできるだけ少なくするなど調整して使うと、バランスよく仕上げられるでしょう。

NG2:トーンアップしすぎて首の色との差が目立つ

NG2:トーンアップしすぎて首の色との差が目立つ

近年の化粧下地やファンデーションには、肌を明るく見せるトーンアップ系のアイテムが豊富です。年齢を重ねると顔全体がくすみやすくなるため筆者も好んで使いますが、トーンアップの加減には注意してください。

トーンアップ系のコスメで顔だけ明るくなりすぎると、首の色との差が目立ってしまいます。もともと顔より首が暗くなる傾向があるため、顔をトーンアップしすぎると色の差が際立って感じられるでしょう。

化粧下地やパウダーなど、トーンアップ系のコスメを一度に複数使うと、相乗効果で明るくなりすぎる可能性があります。さらに、ファンデーションが明るめだと、より色の差が強まってしまうでしょう。アイテムの組み合わせ方に注意して、トーンアップさせすぎないように注意してください。

NG3:パウダーのパフ塗りでパサパサ

NG3:パウダーのパフ塗りでパサパサ

フェイスパウダーを塗るとき、付属やお手持ちのパフで塗る方が多いかもしれません。パフだと手早くしっかり塗れて便利ですが、他のツールよりも乾燥しやすい傾向があります。

パフはパウダーをたっぷりと含ませられ、肌にしっかりと密着させられるため、サラサラに仕上げたい方や皮脂崩れを防ぎたい方には適しています。しかし、40歳以上の肌は乾燥しやすいため、粉のつけすぎには要注意。パウダーの塗りすぎで乾燥しやすくなり、肌のパサつきを感じる可能性があります。

乾燥が気になる方や、シワの上など粉の量を控えたい部位には、パフでなくブラシで塗ったほうがよいでしょう。ブラシならパフよりもふんわりとつけられるため、粉のつきすぎを防げます。密着力はパフよりも劣りますが、乾燥対策としてはおすすめです。とくに、目周りなどにはパフを使わずブラシを使ったほうが、乾燥やシワの悩みが軽減されるでしょう。

ベースメイクを見直して老け見えを防ぐ!

同じアイテムを使っても、塗り方や量を変えるだけでお悩みが解消されるケースは珍しくありません。年齢に応じて適切な量や塗り方も変わってくるので、ベストなバランスを探る癖をつけるとメイクの質が上がりますよ。今回ご紹介した方法を取り入れて、明るく若々しい肌を目指してみてはいかがでしょうか。
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筆者情報

古賀令奈
京都在住の美容ライター。日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ。お悩みに寄り添ったメイク方法を中心に、さまざまな美容記事を執筆。メイクテクニックやスキンケア方法、コスメレビューなど、気になる美容情報をわかりやすく解説。