デリケートゾーンを優しく守る！ 人気の「オーガニックコットンナプキン」2種を比較レビュー

敏感なデリケートゾーンに長時間ナプキンが触れることで、かゆみやかぶれなどに悩んでいる人は多いでしょう。そんな人も安心して使える“オーガニックコットン”を使用したナプキンが増えています。

農薬などを使わず、土壌や水質などの環境、人への安全などに配慮して栽培され、基準や審査の厳しい認証機関を通ったものをオーガニックコットンというようです。

生理用ナプキンに記載されている“オーガニックコットン使用”とは、「デリケートゾーンに触れる表面シートがオーガニックコットン素材のもの」や「内側の吸水部分のコットンがオーガニックコットン素材のもの」であることが特徴です。

コットン100％のトップシートと高分子吸収材不使用を両立した生理用品として、2011年に誕生したのが「ナチュラムーン」です。オーガニックアイテムが少なかった当時、生理用ナプキンでもオーガニックコットンを使用したものがあると知り、かぶれやかゆみに悩む人の中でも話題になった記憶があります。

この後、大手メーカーでもオーガニックコットン使用のものがたくさん発売されるようになりました。

「ナチュラムーン」のラインナップは
・普通の日用／羽なし／24個入
・多い日の昼用／羽つき／16個入
・多い日の昼用／羽なし／18個入
・多い日の夜用／羽つき／10個入
・多い日の夜用／羽なし／12個入
の5種類です。

デリケートゾーンに触れるトップシート部分に天然コットン100％の不織布を使用しており、肌摩擦の少ない優しい肌あたりです。

生理用ナプキンのトップシートは漂白されている必要がありますが、塩素漂白ではなく酸素漂白が行われていることも特徴。肌の負担が減るだけでなく、環境にも配慮されているそうです。

バックシートには空気や水蒸気のみを通すエアスルーフィルムが使用されており、通気性もバツグン。長時間の装着によって感じるムレが軽減されるでしょう。ナプキンのサイドもキルティングプレス加工が施されているため、横モレをブロックしてくれますよ。

生理用ナプキンには水分や経血を吸収してジェル状に固まる「高分子吸収材」を使用しているものもありますが、これらを使用せず、植物由来の綿状パルプのみで吸収します。

断面を見てもわかる通り、ふわっとした厚みのあるコットン。装着時に包み込まれるようなふかふか感があるのが好みな人におすすめです。

【商品情報】
株式会社G-Place「ナチュラムーン」
普通の日用／21cm／羽なし
価格：￥521
個数：24個入

多い日の夜用／29cm／羽なし
価格：￥521
個数：12個入

生理用ナプキンブランドとして人気の『エリス』からは「素肌のきもち ナチュラルシリーズ」が登場しています。

本体の表面シートにオーガニックコットンが使用されているほか、パッケージや外包にもこだわっている商品。自然の色をそのままにした無漂白の紙を使用し、印刷には植物由来のインキが使われているなど、環境に配慮したサステナブルな生理用ナプキンです。

「素肌のきもち ナチュラルシリーズ」は、多い昼〜ふつうの日用／羽つき／22個入りの1種類です。

デリケートゾーンに触れる箇所には有機栽培によって作られたコットンを使用していて、ふわっと優しい肌あたり。

他の「素肌のきもちシリーズ」と同じくナプキンの形にもこだわっていて、長めの羽、こすれにくい波型デザイン、動いてもよれにくいすっきり幅設計も嬉しいポイント。

ナプキンの断面を見てみると、全体の厚みは薄めですが吸収力は問題なし。装着時にごわつきがないものが好みな人におすすめです。

デザインもおしゃれで月経用品っぽくありません。パッケージが紙タイプなのでサニタリーボックスとしても使えますよ。

【商品情報】
エリス「素肌のきもち ナチュラルシリーズ』
多い昼～ふつうの日用／21cm／羽つき
価格：￥498
個数：22個入り

いかがだったでしょうか？　かぶれやかゆみに悩んでいる人や、生活の中にサステナブルを取り入れたいという人には、オーガニックコットンナプキンがおすすめです。アイテムによって厚みや形状も違うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【参考】
『ナチュラムーン』公式サイト
『エリス』公式サイト