月経が楽になりました! 女性約100人に聞いた「月経のストレス対策」
anan Beauty+ clubに所属する女性100人に「生理の貧困」や「辛い月経時の過ごし方」についてアンケートを実施。生理の貧困という言葉の意味と共に、女性たちの月経時のつらさと対策をご紹介します。
「生理の貧困」ってどういう意味?
anan Beauty+ clubのメンバーに「生理の貧困という言葉を聞いたことがありますか?」と聞いたところ、グラフのような結果となりました。しかし、その中でも言葉の意味を完全に理解していると答えてくれたのは約16%の方のみ。そこで、一度「生理の貧困」という言葉の意味について整理しておきましょう。
生理の貧困とは、そもそもは経済的理由などで生理用品が購入できないことを指していましたが、月経についてオープンに話せない、月経時にしんどくても「辛い」と言えない状況のことも含みます。
生理の貧困に対する問題点として、月経への無理解や偏見なども指摘されています。 メンバーの中にも、こうした状況に心当たりがある人もいるよう。いくつかエピソードをご紹介します。
「男性しかいない職場で生理が辛くても言えなくて我慢した」(32歳・会社員)
「元カレが生理痛に理解がない人で、痛くて横になっていたら生理痛を言い訳にするなと怒られたことがある」(38歳・その他)
「前職は生理痛で休むことは許されなかった。生理痛なんて痛み止めで治るでしょ? PMSで休むなんてふざけるなって雰囲気でした」(35歳・会社員)
多くの人が、「辛い」と言えない状況に悩んでいたよう。こうした状況に共感できる人は少なくないのではないでしょうか。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
辛い月経時の生活を楽にする工夫
生理の貧困について知らなかったとしても、月経時に辛い思いをしたことがある方はいるはず。では、そうした時、女性たちはどのように乗り越えてきたのでしょうか。月経時の辛さを少しでも軽減するためにしている工夫を聞いてみました。
ゆっくり過ごす
「無理せずゆっくりする。昼寝も多めにして、ご飯はストレスを溜めないように自由に食べる」(28歳・会社員)
「リラックスできるように、スケジュールに余裕を持たす」(45歳・専門職)
ストレスになるようなことを避け、ゆっくり過ごすというコメントが多く見られました。自分の好きなことをしている時は、痛みが紛れ、気持ちも楽になるのではないでしょうか。頑張った自分へのご褒美期間と考えると心穏やかに過ごせそう。
体を温める
「体が冷えないようにお腹を温める。お風呂にゆっくり浸かる」(38歳・専門職)
「アイスなどの冷たいものはもちろん、生野菜など体を冷やす食べ物をあまり食べないようにする」(30歳・専門職)
月経中の冷えは大敵。特に月経痛には体を温めて血流を良くすることが適しているといわれています。特に子宮周りをしっかりと温めて、ゆったりと過ごしてみましょう。
ダイエットは休憩する
「好きなものを食べている」(31歳・その他)
「ダイエットは避けるようにしています」(34歳・会社員)
月経中はストレスを溜めないよう、ダイエットをお休みするという方も。月経後はダイエットの効果が出やすいといわれているので、その時期に向けて体を休めてあげるといいかもしれませんね。
衣服に気をつける
「ボトムスは黒いものを着るようにしている」(34歳・専門職)
「ムレる気がするからデニムは避けます」(31歳・会社員)
身につける衣服を変えることでもストレスを避けることはできます。万が一経血が漏れた時のために濃い色の服を選んだり、ムレないようボトムスにゆとりをもたせたりという工夫をされている方が多いようです。
カフェインを避ける
「生理痛が重くなる気がするので、大好きなカフェインを控える」(30歳・会社員)
「コーヒーは飲まない。生理痛がひどくなる気がするため」(28歳・会社員)
カフェインには血の巡りを悪くしてしまう効果があるため、月経痛を悪化させてしまうことも。ノンカフェインの飲み物を摂取するなど、少し意識するだけで過ごしやすくなりそうです。
辛い時こそひと工夫
残念ながら、生理の貧困はすぐになくなるものではないかもしれません。しかし、辛さをただ我慢するよりも、少しでも環境を良くするための工夫をしていた方が気もまぎれるのではないでしょうか。
数々のアイデアの中から、取り入れられそうなものはぜひ参考にしてみてください。
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