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【ユニクロ】着心地どうなの? 買い溜めしておきたい「“お値段以上”のインナー・下着」

インナーや下着の展開も豊富な『ユニクロ』。「エアリズム」や「ヒートテック」などヒット商品が多くありますよね。でも、「実際の着心地は?」「買い替えるメリットはあるの?」と肌に触れる商品だからこそ気になることも。そこで今回は、『ユニクロ』で下着やインナーの購入を検討している人のために、実際に美容ライターが着用してわかったことなどをまとめてお伝えします。

実際どうなの? 本当に使える「ユニクロ」のアイテムとは…

下着からトップス、アウターまで幅広いアイテムを展開している『ユニクロ』。シンプルなデザインで、低価格なのに“素材や品質がいい”と人気ですよね。

今回は『ユニクロ』の「ヒートテック」や「吸水サニタリーショーツ」、「ワイヤレスブラ」など女性向けの下着やインナーをまとめてご紹介します。アイテムの着心地などもレビューしているので、ぜひ、お買い物の参考にして。

1:「ヒートテック」シリーズ

「ヒートテック」とは、汗などの水分を吸収して発熱する繊維“吸湿発熱繊維”でできているアイテムのこと。冬の防寒アイテムとして、肌着やスポーツウェア、腹巻き、タイツなどに用いられています。

定番人気の『ユニクロ』の「ヒートテック」アイテムは、近年さらに機能性が進化していることで話題ですが、「商品名を見ても違いがわからない」と感じている人も多いのではないでしょうか。

そこで「ヒートテック」全種類の特徴や違いからご紹介します。

「ユニクロ」ヒートテックは大きく分けて4種類!

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まず「ユニクロ」が展開している「ヒートテック」シリーズは、

・「ヒートテック」
・「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」
・「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」
・「極暖 ヒートテック コットン」

の4種類があります。

そこから種類によって、「クルーネック」「Vネック」「Uネック」「ハイネック」など首元の形状、「長袖」「8分袖」「半袖」など袖の長さ、サイズ、色のレパートリーに分かれています。

「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」と「極暖 ヒートテック コットン」を比較

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『ユニクロ』で最もメジャーな「ヒートテック」は2003年に誕生し、2013年に「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」が発売され話題に。さらに進化して2017年に「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」、2021年に「極暖 ヒートテック コットン」が誕生!

今回は、2017年発売の「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」と、今年発売されたばかりの「極暖 ヒートテック コットン」の素材や着心地の違いについてお伝えしていきますね。

商品の特徴

「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」

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まずは生地の質感や素材の違いについて。

「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」は発熱、保温、吸放湿、保湿、ストレッチ、形状保持などの機能があり、基本の「ヒートテック」に比べて約2.25倍(※1)暖かく、防寒性が高いことが特徴です。

※1:衣類の熱抵抗を表すCLO値を元に算出。通常のヒートテックとの比較

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見た目のデザインはシンプルですが、生地が厚めで縫い目がわかりやすく、スポーツ衣類のような印象です。

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ヒートテックマークは左下の裾にありますよ。

「極暖 ヒートテック コットン」

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一方、「極暖 ヒートテック コットン」は発熱、保温、抗菌防臭、ストレッチ、吸放湿、形状維持、風合いなどの機能に加え、肌面部分に100%コットンを使用した優しい肌あたりが特徴です。

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こちらもデザインはシンプルで、生地は厚め。ですが、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」よりは薄くてなめらかな肌触りです。

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ヒートテックマークは首後ろに入っています。

素材感の比較

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表面の生地を比較してみたところ、どちらも生地感はしっかりしていますが、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」のほうが厚かったです。

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肌面部分を比較すると、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」は触り心地がふわっとした裏起毛素材で、「極暖 ヒートテックコットン」は柔らかくなめらかなコットン素材でした。

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素材を見比べると、「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」はポリエステル40%・アクリル40%・レーヨン17%・ポリウレタン3%。一方、「極暖 ヒートテックコットン」は綿53%・アクリル42%・ポリウレタン5%です。

実際に着用してみた感想・シルエットの比較

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実際に着用すると、ごわつきや見た目の違いはあまり感じませんが、着用時の暖かさが違いました!

もちろんどちらも暖かいですが、暖かさが強く感じられたのは「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」です。薄手のスウェットを着たような感覚で、体を包むような暖かさがあるため、室内であればこれ一枚でも十分だと感じるほどです。

「極暖 ヒートテック コットン」も生地の密度が高いのでとても暖かく、薄手のロンTのような着用感で、インナー代わりに重宝しそう。

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写真を見比べると、ボディラインにピタッと密着する感じもわかりやすいですね。上からニットやセーター、トレーナーを重ねるのにちょうどいい厚さです。

ただ、気になる点が1つ。「ヒートテック」はできるだけ肌に触れているほうが温かさを感じる衣類。そのため、肌に密着するジャストサイズを選ぶのがおすすめです。そうなると、肌が乾燥しやすい人にとっては裏起毛素材がかゆみを引き起こす可能性もあるため、着用前後の保湿ケアは入念にした方がいいでしょう。

「ユニクロ」ヒートテックを選ぶポイント

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・「ヒートテック」
生地が一番薄く、なんとなく暖かいかな?という感じで、寒がりな人には物足りないかも。室内で過ごすことが多い日のインナーにおすすめです。

・「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」
薄手のロンTのような厚みはあるものの、ゴワつきにくいので、上からニットやセーター、トレーナーなどを着るのに最適。インナーとしても使いやすく、しっかり暖かいので、室内・屋外どちらでも着用しやすいです。

・「極暖 ヒートテック コットン」
「極暖 ヒートテック エクストラウォーム」と同じ着心地・暖かさに加え、肌への優しさを重視したい人にはコットン素材がおすすめです。

・「超極暖 ヒートテック ウルトラウォーム」
とにかく寒がりな人、室内で防寒はしたいけど厚着したくない人、長時間の外出などで防寒が欠かせない人におすすめです。とにかく暖かいのが魅力!

※ 文・寒川あゆみ
※ 2021年11月18日配信

2:「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」

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ナプキンやタンポン要らずの生理アイテムとして沸々と使用者も増えている「吸水ショーツ」が、2021年9月から『ユニクロ』にも登場。

「本当にナプキンやタンポンをつけなくても、経血が漏れたりしないの?」「生地や着心地はどうなの?」「衛生面は大丈夫?」など気になることもたくさんあるはず。

そこで、『ユニクロ』の吸水ショーツを実際に使用したレビューをお伝えしています。

「吸水ショーツ」とは?

「吸水ショーツって最近よく聞くけど、いまいちどういうものかわからない」「吸水ショーツは初めて聞いた」という人もいるでしょう。まずは吸水ショーツの特徴について簡単にご紹介します。

吸水ショーツとは、吸水性や防水性、抗菌・防臭効果などがある布で作られた生理用ショーツのこと。ショーツが経血を吸水する構造になっているため、生理ナプキンをつけずに過ごすこともできるんです。

そのため、「ナプキンによる“かぶれ”や“かゆみ”がないうえに、ナプキンをつけるより快適」、「通気性が良いためムレやにおいが少なく、衛生面でも安心」「荷物が減る」「ごみが減る」といった理由で注目を集めています。

【ユニクロ】着心地どうなの? 買い溜めしておきたい「“お値段以上”のインナー・下着」

今回レビューするのは、『ユニクロ』の「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」。サイズはM、カラーは「09 ブラック」です。

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まずは、生地感からチェックしてみましょう。

身生地部分は、エアリズム特有のなめらかでつるんとした触り心地。全体的に生地は薄めで伸縮性があり、通気性がよく汗をかいてもムレにくそうな印象です。

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生地は薄いですが、透ける感じはありません。

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一番重要な吸水部分(クロッチ部分)は、少し厚みのある生地で、薄めのナプキンを一枚つけたような厚さと大きさの形状になっています。

クロッチ部分は三層構造となっており、表面に「水分を素早く吸水する速乾・抗菌防臭機能付きの布」、中心部には「約30ml~40mlの液体を吸水する吸水シート」、底部分には「漏れを防ぐ防水シート」が使われています。

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横から厚さを確認してみると、生地の薄さがわかりやすいですね。

クロッチ部分と本体の生地が分かれており、そのせいか通気性がよく感じられます。

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クロッチ部分の前から後ろの長さを測ってみたところ、約28.5cmとサイズが大きめなので多い日でも安心できそうです。

また、この吸水ショーツには、クロッチの下(本体との間)にへそ下や尾てい骨に向かってもう一枚生地があるので、前後に流れる経血や汗もしっかりとカバーしてくれそう。

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平置きにして前から後ろのサイズを測ってみたところ、約55.5cmでした。

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ちなみに、本体はナイロン71%とポリウレタン29%を配合。クロッチ部分は表側ポリエステル57%、複合繊維34%、ポリウレタン9%。裏側はナイロン71%、ポリウレタン29%となっています。

生理ナプキンを併用しなくても大丈夫?

「吸水ショーツを使用しているときは生理ナプキンがいらない」と言われますが、本当にナプキンを付けなくても大丈夫なのか不安ですよね。

とはいえ、生理期の経血量を人と比較することは難しいですし、普段の生活では経血量を測ることもないため、自分の経血がどれくらいの量なのかわからないという人も多いはず。

なお、生理期の一般的なイメージとしては、このような人が多いでしょう。

生理直前〜1日目:血液というより汚れ程度(少なめ)
生理2日目〜3日目:経血量が多め、数時間で経血がたくさん出る、夜にモレやすいなど(普通〜多い)
生理4日目〜7日目:だんだん経血量が少なくなり、ナプキンも小さいサイズで十分、血液というより汚れ程度になる(普通〜少なめ)

※体質によって個人差があり、月によって違う場合もあります

ちなみに、「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」の吸収量は約30ml〜40mlなので、経血量が普通~少なめの「生理1日目」「生理4〜7日目」は大丈夫だと思います。

ただし、経血量の多い「生理2日目〜3日目」の量に関しては個人差が大きくなるため、下記のような対策を取るのがおすすめです。

・こまめにナプキンを変えないと漏れるほど量が多い場合は、ナプキンを着用する
・吸水ショーツは半日または一日中履きっぱなしになるため、多い日に長時間外出する場合は、ナプキンを着用する

なお、6時間程度の外出であれば、最初の2〜3時間は吸水ショーツにナプキンを装着し、あとの2〜3時間はナプキンを外して吸水ショーツだけで過ごすのがおすすめです!

※ 文・寒川あゆみ
※ 2021年10月2日配信

3:「ワイヤレスブラ シェイプリフト」「「ワイヤレスブラ 3Dホールド」

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

一般的なブラジャーは、バストを支えるために下側にワイヤーが入っているものが主流ですよね。一方ワイヤレスブラとは、ワイヤーの入っていないタイプの下着。スポーツブラやブラレット(三角ブラ)など動きやすく衣類に響きにくいものが一般的でしたが、最近はバストをキレイに見せるために工夫されたワイヤレスブラが多数展開されています。

なかでも、『ユニクロ』から発売されているワイヤレスブラはどの種類も人気! しかし、「商品を見ても何が違うのかわからない」と、購入する際に迷う人もいるのでは?

そこで『ユニクロ』のワイヤレスブラ「シェイプリフト」と「3Dホールド」を比較し、それぞれの質感や形、どういったバストメイクをしたい人向きなのかを解説します。

生地の質感、素材の比較

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

まずは生地の素材や質感について。

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「シェイプリフト」はレースデザインで、美しいバストラインを自然に演出し、胸をキレイにリフトアップしてくれるのが特徴です。

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本体部分はナイロン75%、ポリウレタン25%、カップ表層生地はポリエステル100%で作られています。

表面にレースデザインが施されていますが、肌に触れる部分はストレッチが効くので、締め付け力は緩そうな印象。

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「3Dホールド」はシンプルなデザインで、立体的に胸を包んでフィットし、バストを美しく整えることが特徴です。

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ナイロン85%、ポリウレタン15%で作られていて、つるんとした肌触り。汗をかいても、乾きやすそうな素材です。

カップの形の比較

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

生地の質感や素材も大切ですが、ワイヤレスでもきちんとバストメイクできるかが最も気になるところ!

「シェイプリフト」はカップ全体に厚みがあり、バスト全体をボリュームアップしたい人によさそうです。一方「3Dホールド」は、「シェイプリフト」よりもカップの厚みは薄く、バストトップに向かって高さのある形が特徴なので、“トップの高さを出したい”、“自然にキレイな胸の形を作りたい”という人におすすめです。

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

カップ部分を比較すると、まるでワイヤー入りかのようなシルエットに! バストの下側部分をしっかり支えられるよう、工夫されているのがわかりますね。

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

「シェイプリフト」は谷間側の生地が大きめに作られているので、バスト全体をカップで支えながらボリュームアップも叶いそう。

対して「3Dホールド」は谷間側の生地は浅めですが、バストを下から持ち上げてトップを出す形状と自然な丸みを作れそうなシルエットです。

写真上:ユニクロ「シェイプリフト」、写真下:ユニクロ「3Dホールド」
写真上:ユニクロ「シェイプリフト」、写真下:ユニクロ「3Dホールド」

ホック部分はそれぞれ3段階に調整できる仕様。「3Dホールド」のほうがベルト部分から少し太めに作られていました。

ワイヤレスブラを選ぶポイント

写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」
写真左:ユニクロ「シェイプリフト」、写真右:ユニクロ「3Dホールド」

『ユニクロ』のワイヤレスブラ2種を比較して気づいたことは、着心地がラクなだけでなく、バストを逃がさないようにカップの下やフロント部分の工夫がされていて、バストメイクもしっかり叶えてくれること。

個人的に……
全体的なボリュームアップ感を出したいなら「シェイプリフト」
ふわっとした谷間とトップに形を作りたいなら「3Dホールド」

がおすすめです!

ワイヤレスブラを選ぶときに、もし作りたい胸のイメージがあるのなら、カップの厚みや形、脇や背中に逃げるバストをキャッチしてくれるホールド力で選ぶとよさそうです。

※ 文・寒川あゆみ
※ 2021年10月11日配信

“インナー・下着”の買い替えはセールが狙い目!

『ユニクロ』のヒートテックや下着も、比較してみると色々な違いがあることに驚かれた人も多いのでは? それぞれ特徴を知っておくと、インナーや下着も選びやすくなりますよね。

セールで安くなっている場合もあるので、見逃さずにチェックしてみて!

【参考】
『ユニクロ』公式サイト