生理用「ショーツ型ナプキン」って知ってる…? 履き心地やガード力を比べてみた!
生理中の多い日の夜は、寝返りや動きによる“モレ”が気になる人も多いのではないでしょうか。ただでさえ生理中で体が重だるく気分が優れないときに、朝から経血で汚れたパジャマやショーツ、布団シーツの洗濯をしなくてはいけないとなると、余計に憂うつな気分になることも。そこで今回は、美容ライターの筆者が「多い日の夜に使える!」と感じたショーツ型ナプキンについてご紹介します。
経血量が多い日に感じていたこと
生理中は経血量に合わせてナプキンのサイズを選び、日中はこまめに替えるという人がほとんどだと思います。
しかし、デスクワークなどで座りっぱなしが続くときや、立ちっぱなしや動く作業をしているときにはナプキンがフィットせずにモレてしまう、もしくは仰向けに寝転んでいたら隙間からつたって経血が後ろや横にモレてしまったという経験はありませんか?
寝ている間の寝返りによってモレると、起床時からげんなりしてしまうこともあるでしょう。
こういった経験によって「衣類やシーツに経血がつくのはなんとか阻止したい」という思いを抱えた筆者が見つけたのが『ショーツ型ナプキン』。
今回はその『ショーツ型ナプキン』2種を使ってみた使用感についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
『ショーツ型ナプキン』って何?
正しい位置にナプキンをつけられていなかったり、フィットしないショーツを使っていると経血モレが起こりがち。
そこで、ナプキンとショーツを一体化させ、ズレやヨレ、隙間を作らないように作られたのが『ショーツ型ナプキン』です。
今回筆者が使ったのは、『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』と『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』の2種。
初めてショーツ型ナプキンを見たときには「これって紙パンツ? それとも、おむつ?」「履き心地はどうなの?」「ゴワゴワしないのだろうか?」という疑問や、「パンツを洗う手間がないのなら便利かも」と感じていました。
そこで、実際に使ってみることで「どれくらい経血がモレるのを予防してくれるのか」を検証してみました!
『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』
まずご紹介するのは、『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』。
腰まで全面的にガードし後ろモレを予防。さらに、デリケートゾーンにぴったりとフィットするギャザーで横モレも予防してくれます。
生地は柔らかくふわっとした触り心地で、厚すぎないため通気性が良さそう。
お腹周りのゴム部分も強すぎず、ほどよいストレッチ感があると感じました。
ナプキン部分は長さ、横幅もしっかりあり、サイドギャザーが大きいのでモレ対策はバッチリ。
表面はふわっとした素材感で、厚みは「夜用ナプキンより少し厚みがあるかな?」という程度です。
測ってみると、前から後ろにかけて約49cm、ナプキンは約35cmほど。
実際に履いてみたところ、ナプキンの後ろ部分が仙骨あたりまでくるので、お尻の谷間からも経血がモレなさそうでした。
また、筆者はよく寝返りを打つため、後ろや横だけでなく前部分の長さもあることに感動しました。
ショーツ部分の生地は薄めに作られているので、通気性もよく、衣類を着ても暑くなく快適。
使用後はサイドから破って脱ぐこともでき、写真のようにくるっと丸めて結んで捨てることができます。
【商品情報】
『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』
価格:オープン価格 ※筆者が購入したときは、2個入りが¥228、5個入りが¥547。
サイズ:M~L(ウエスト64~77cm/ヒップ87~100cm)
『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』
続いて紹介する『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』も、腰までしっかりガードし後ろモレを予防してくれるアイテム。
さらに、お尻の谷間にぴたっとフィットする設計にこだわっていて、約48cmの超ロング吸収体が徹底的に経血モレを防いでくれます。
しなやかな素材ですが、少し厚みがあり、大きく感じました。
また、白いデザインのため見た目がおむつっぽい印象があります。
こちらのナプキン部分も長さと横幅がしっかりあり、サイドギャザーが大きいのでモレ対策はバッチリそう。
表面は少しメッシュ感のある柔らかい紙のような素材でできており、結構厚みがあるような印象です。
前から後ろの長さは約55cm、ナプキンの長さは約36cmほど。
48cmの超ロング吸収体と表記されているのは、ウエストゴムのピンクの部分を省いた前から後ろまでの長さだと思います。
実際に履いてみたところ、ナプキンの横幅&後ろが長めなので仰向けや横向きに寝たときも安定感は抜群! ウエストゴムがしっかりとしていてフィット力があるため、徹底的に経血をブロックしたい人におすすめです。
ショーツ部分の生地は少し厚いため、夏場は履いていると生ぬるさを感じるかもしれません。
ナプキン、ショーツ全体にやや厚みがあるため、履いたときに「少しゴワつきを感じるかな?」という印象です。
こちらもサイドを破ると簡単に脱げるようになっていることと、後ろにテープがついているので、使用後はくるっと丸めたあとにテープで留めて捨てるだけ。使用後の処理は簡単でした。
【商品情報】
『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』
価格:オープン価格 ※筆者が購入したときは、2個入りが¥217、5個入りが¥627
サイズ:M~L(ウエスト64〜77cm/ヒップ87〜100cm)
ショーツ型ナプキンを使ってみた感想
ショーツ型ナプキンを使う前は、「正直おむつっぽいしちょっと抵抗があるかも?」と感じていたのですが、実際に2種類とも使ってみたところ「後ろや横モレをしっかりとガードしてくれるうえに、安心感があるので朝起きたときにげんなりすることがなかった!」ということ。
寝ている間のモレによるドキッと感や洗濯ストレスを考えると、「もっと早く使っておけば良かったかも」と感じました。
筆者的にはナプキンの長さやモレをガードしてくれる点においてはどちらも優秀だったのですが、長時間履く場合に履き心地が快適だと感じたのは「ソフィ」でした。一方で、捨てる際の便利さを考えるとテープ付きの「ロリエ」が良いなと感じました。
就寝時のモレ以外にも、旅行時、あまり頻繁にトイレに行けないとき、過多月経でモレやすい人には特におすすめです。
また、最近話題になっている「吸水ショーツ」だと、多い日のモレに対する不安や洗う手間があることからチャレンジできないという人もいると思いますが、これだと量に対する不安と洗う手間もありません。
経血が多い日の夜や日中のモレ対策の参考にしてみてくださいね。
【参考】
『ソフィ』公式サイト
『ロリエ』公式サイト
©kei907/shutterstock