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下半身太りが解消されない理由とは? “ガチガチ股関節”をほぐす「簡単習慣」

「下半身がなかなか痩せない」という人は、股関節まわりに原因があるかもしれません。ガチガチに凝り固まった股関節をほぐすことで、お尻から脚のすっきり痩せが期待できますよ。今回は、今すぐ始められる「股関節簡単トレーニング」をご紹介しましょう。

股関節の筋力と柔軟性を整えよう!

下半身太りで悩んでいる方や、太りやすくて痩せにくい方は、股関節まわりの筋力や柔軟性の有無が関わっているかもしれません。

股関節まわりを動かす筋肉は、お腹周りから太ももにかけて広い範囲で繋がっています。股関節が内側に向いている内股さんは、お尻が大きくなって垂れやすい可能性が。また股関節の筋力が弱くなっている場合は、立っているときや歩いているときに脚の負担が大きく、下半身がゴツくなりやすくなります。

つまり股関節の状態によって、姿勢のポジションが崩れてしまうのです。姿勢が崩れることで、体を動かしにくい部分には余分なお肉が残って痩せにくい体に。

まずは股関節まわりの筋力と適度な柔軟性をつけるようにしましょう。するとお腹からお尻のライン、太ももがすっきりとしてくるはず。

座ったついでにできる簡単股関節トレーニング

簡単股関節トレーニング

1.床に座ります。
2.両脚であぐらの姿勢を取ってから、左脚を開きます。
3.腰がまっすぐ立ち、お尻が安定するのが条件です。
4.腰が傾いたり、片方のお尻が浮く場合は、両手を前に着き補助しましょう。
5.左のかかとは床へ、指先は天井を向けます。

簡単股関節トレーニング

6.体勢に無理がない方は、両腕を鎖骨の位置あたりで伸ばし、両肘をつかみます。

簡単股関節トレーニング

7.左脚の付け根から足先を外側へ開くように意識して、上半身はリラックスしましょう。

簡単股関節トレーニング

8.息を吸います。息を吐きながらお尻を持ち上げて、脚の付け根から足先までを内側へ内旋させ、膝で立ちます。

簡単股関節トレーニング

9.息を吸いながらお尻を下ろすと同時に、脚の付け根から足先を開く方向へ外旋させながら座ります。
10.数回繰り返して、無理が無ければ、脚の付け根を開く方向へ外旋させたまま膝立ちと、座り姿勢を繰り返します。
11.10〜15回繰り返したら、反対側も同様に行います。

“お尻がキュッ!”がポイント

膝立ち姿勢のときに股関節まわりが硬いと、脚の付け根前側が伸びず、上体が前傾しがちになります。なるべく脚の付け根の前側から、お腹の横あたりまでの伸びを意識しながら、膝立ちになりましょう。

目安はお尻と太ももの付け根がキュッと締まる感覚がするところまで。無理は不要ですが、少しずつ目指していってください。終わった後はお腹が温かく感じたり、下半身の巡りが良くなっている感覚があるはず。無理のない範囲で丁寧に行ってみてくださいね!

©d3sign/gettyimages