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寒暖差で自律神経が乱れたときに… お風呂タイムに心身をほぐす「簡単習慣」

気温差の激しい秋。自律神経の乱れからくる体調不調が気になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自律神経を整えるのに役立つ簡単習慣をご紹介。お風呂に入りながらでもできるので、ぜひ試してみてくださいね。

交感神経が高ぶっていませんか?

季節の変わり目で、気温差が激しい今日この頃。うまく寝つけなかったり、家事や仕事が終わってひと息ついても落ち着かない感覚がある方はいませんか? あまりにも気温差が激しくなると、自律神経のバランスを崩しやすくなり、体の不調として現れることもあるのです。

自律神経を整えるには、意識的に呼吸を深くする時間をもつことが大切。高ぶった神経が自然と収まり、気持ちが安定してくると言われています。ストレスフルな毎日を過ごしている人にもオススメです。

今回ご紹介するのは、お風呂で湯船に浸かりながらできる簡単習慣です。胸や背中周りの筋肉をほぐし、呼吸を深めてみましょう。

お風呂でできる! 安眠を促す簡単習慣

寒暖差で自律神経が乱れたときに… お風呂タイムに心身をほぐす「簡単習慣」

1.湯船に浸かり、両膝を軽く曲げて座ります。
2.両手を肋骨の前側に優しくあてましょう。指は軽く開き、肋骨を包み込むように触れるのがポイントです。
3.意識して呼吸をします。無理にゆっくりしようとせず、今の呼吸と体の様子を観察するような感覚で。
4.肋骨に触れている手の感触、肋骨まわりが呼吸で動くのを感じましょう。
5.無理が無ければ、少しずつ呼吸を深くしながら、息を吸うタイミングで肋骨まわりが膨らんでいく感覚を広げていきます。
6.吐く息で肋骨まわりが緩み、リラックスするのを意識します。

寒暖差で自律神経が乱れたときに… お風呂タイムに心身をほぐす「簡単習慣」

7.次に肋骨の横と後ろ側に手を添えます。親指を胸の下、残り四指を背中側へ回し、少しだけ背中を丸める格好になりましょう。
8.先ほどと同様に、呼吸で動く肋骨周りの感覚にフォーカスしながら呼吸を意識していきます。
9.吸う息で背中を膨らませるようにイメージしましょう。
10.気持ちが落ち着き、呼吸が深まるまでリラックスして行います。

お湯の浸透圧でむくみもケア

寒暖差で自律神経が乱れたときに… お風呂タイムに心身をほぐす「簡単習慣」

余裕がある日は、もう1つプラスしてみて。お湯の浸透圧を利用して、脚や腕まわりのむくみをケアしましょう。

方法は簡単! 両腕をお尻の後ろについて、脚をゆらゆら揺らすだけ。波のようにうねるお湯の感覚が気持ちよく筋肉をほぐし、リラックスできます。筋肉が緩むと呼吸もリラックスでき、副交感神経が優位になりやすくなるので、夜をリラックスして過ごせるでしょう。

ゆるっと続けてみよう

リラックスしたいときや、気持ちを落ち着かせたいとき、「自律神経を整えるぞ!」なんて意気込むのは逆効果。お湯に浸かりながら、緩んだ心身を利用して、「なんとなく気持ちいいな」と思う感覚でOKです。

意気込むと交感神経が優位になり、リラックスするための副交感神経とのバランスが乱れやすくなります。ゆるゆるっと行ってみてくださいね。

©Letizia Le Fur/gettyimages