痩せにくい原因は“骨盤の歪み”かも? 1日10回で痩せ体質を目指す「簡単習慣」
「運動をしているのになかなか痩せない」「食事に気をつけているのに脂肪が落ちない」などのお悩みはありませんか? もしかすると痩せにくい原因は“骨盤の歪み”からきているかもしれません。骨盤は上半身と下半身を繋ぐ重要な場所。骨盤の歪みが大きいと、ダイエットしても痩せづらかったり、様々な体の不調を引き起こしたりする可能性があります。そこで今回は、現役ヨガインストラクターの筆者が、歪みの原因やチェック法、歪みを整える方法をご紹介しましょう。
まずは歪みをチェック!

では早速、自分の骨盤が歪んでいるかチェックしてみましょう! まずは目を閉じて、その場で50回足踏みを行います。50回終わったら、最初に立っていた場所から移動しているか確認してください。
右に移動している場合は右の骨盤が下がっており、左に移動している場合は左の骨盤が下がっている可能性が大きいです。また前に移動している場合は、重心が前へ下がり骨盤が前傾している状態。後ろに移動している場合は、重心が後ろへ下がり後傾している状態と考えられます。
歪みの原因は日常の姿勢から
骨盤が歪む原因は様々ありますが、日常生活の姿勢の癖で起こることがほとんどです。
・座る時いつも足を組む
・カバンを持つときはいつも同じ方の手
・左右どちらかに重心をかけて立つ
・日常的にハイヒールを履く
・うつ伏せで寝る
・運動不足
他にも妊娠・出産や加齢、外反母趾、偏平足などが原因の可能性も。基本的に日常生活で起こることがほとんどなので、まずは姿勢を意識することから始めてみましょう。
骨盤を整える簡単習慣
それではここからは歪みの軽減を目指す、簡単ストレッチとトレーニングを紹介していきます。ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。
凝り固まった筋肉を緩める「お尻ストレッチ」

やり方をチェック!
1.坐骨をまっすぐ立てるようにイスに座り、片方の足首をもう片方の膝の上にのせ、膝を外に開きます。
2.息を吐きながら上半身を前に倒して、10秒間キープします。
※お尻から頭頂まで背中を真っ直ぐに保ちながら前に倒しましょう。
筋肉で姿勢をサポート「お尻トレーニング」
やり方をチェック!

1.肩下に肘をつき、横向きになりましょう。
2.足を直角に曲げお腹を締めて体を真っ直ぐに保ちます。

3.上に来る足を、吐く息とともに持ち上げます。
4.5~10回程度、お尻の筋肉を意識して行いましょう。
※吐く呼吸とともにゆっくり動作を行います。
骨盤が整うと自然に痩せ体質に近づく!
今回はお尻周りのストレッチやトレーニングをご紹介しましたが、体幹トレーニングやウォーキングなど、様々な角度からアプローチすることもできます。まずは日常の立ち姿勢や座り姿勢を見直し、骨盤周りの筋肉のコリを解消すること、骨盤を支える筋力をつけることを意識して生活してみましょう。
続けることで、体にも心にも少しずつ変化が表れてくるはず。ご自身の体調に合わせて、負荷を加えながら続けてみてくださいね。
©MarsBars/gettyimages
NATTY/池田夏子
YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。