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秋は自律神経が乱れやすい!? 体のだるさや“秋バテ”解消を目指す「簡単習慣」

夏の疲れが出る初秋。疲れが取れない、眠りが浅い…といった症状を感じているなら、自律神経が乱れているのかもしれません。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が“秋バテ”解消に繋がる「簡単習慣」をご紹介します。

夏の疲れを残さず軽やかに過ごすために

気温の差が激しくなる初秋は、体の疲れが取れにくかったり、寝つきが悪くて眠りが浅くなったりと、“なんとなくすっきりしない”と感じる体調不良が出始める方も多いのではないでしょうか。

体が気温の変化に追いつかず、体調の変化が現れやすいこの時期は、自律神経が乱れやすくなる傾向が。内臓や血液循環のコントローラーともいえる自律神経が整えば、体を健やかに維持してくれるでしょう。

夏の疲れを引きずる秋にならないために、体を気持ち良く動かしてみて。

だるい体を軽くする背骨ウェーブストレッチ

背骨ウェーブストレッチ

1.床に膝をつき、かかとの上にお尻を乗せて座ります。
2.頭からみぞおちを上に引き上げるようにして背中を引き上げましょう。このとき自然と起き上がる骨盤を立てるようにして、腰をそらさないようにします。
3.両腕は体側に楽に下ろしておきましょう。

背骨ウェーブストレッチ

4.呼吸を整えます。
5.息を吐きながら両腕を前方へ伸ばし、手の甲同士を向かい合わせます。

背骨ウェーブストレッチ

6.息を吸いながら両腕の付け根から外側へ回すようにして胸を広げ、自然と肩胛骨が寄るのを意識しましょう。

背骨ウェーブストレッチ

7.息を吐きながら背中をしっかりと丸め、骨盤を後ろへ倒しながらお腹を縮めます。
8.同時に手のひらを向かい合わせにしながら両腕を前方へ引っ張るようにして伸ばします。
9.肩甲骨から腕まで前方から引っ張られているようなイメージで背中をストレッチしていきます。
10.このとき頭は両腕の間へ下ろし、首の後ろの力を抜きましょう。

背骨ウェーブストレッチ

11.再び息を吸いながら胸を開く動きに戻ります。

これを1セットとして、流れるような滑らかな動きで30~60秒繰り返しましょう。

腰を反らし過ぎたらNG

この動きで、詰まり気味の背中や肋骨周りをほぐしていきます。胸を開く際は、腰を反らしてしまわないように注意。腰を反ることによって、胸の伸びが悪くなり、肩甲骨周りもほぐれません。みぞおちから上を引き上げながら胸を伸ばしていきましょう。

背骨ウェーブストレッチ

頭を無理に後ろにそらしたり、腰のカーブを強くしたりせず、自然な動きで胸周りを伸ばしていきましょう。凝り固まっている部分に気がついたら、自然に伸ばせるようキープしてもOKです。自由に気持ちがいい部分を探しながら動いてみましょう。

終えた後は、呼吸がしやすく背中が緩んでいるはずです。寝る前や朝起きたときなどに行ってみてくださいね!

©Tara Moore/gettyimages