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無意識にやっていたら贅肉が付きやすい…【痩せ体質】から遠ざかる「NG姿勢」2つ

運動したり、食事を気にしながらダイエットをしていても、日常のちょっとした無意識の癖が痩せ体質から遠ざけてしまっていることがあります。そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が「痩せ体質から遠ざかるNG習慣」をご紹介します。毎日ちょっとしたことを意識するだけで痩せ体質に近づけるはず!

姿勢が悪いと「痩せ体質」から遠ざかる原因になることも…

運動や食事制限をしていても、思ったような効果が出ないことはありませんか? その原因の一つに日々の姿勢が関わっているかもしれません。1日のうちの運動をする時間はほんのわずかという人が多いですが、姿勢は常に関わってきます。

座りっぱなしのことが多かったり、歩く習慣が少ない場合、姿勢を支える体幹の筋力が弱くなっていきます。すると姿勢が悪くなって、お腹や背中、二の腕などに余計なお肉が残ったり、重心が下がって下半身だけがたくましくなったりと、なかなか痩せにくくなることもあります。

立ち姿勢や歩き方は意識できても座った途端に…

立っているときなら、立ち方に気をつけたり歩く歩幅を大きくしてみたり、姿勢を意識しやすいかもしれません。

しかし、座った途端に姿勢が崩れていつの間にか腰が疲れたり、肩がこったりしていませんか? または姿勢を意識しすぎて体をガチガチに固めて腰痛になってしまうなんてことも…。

いつの間にか痩せ体質から遠ざかる「NGな姿勢」が習慣化していないか、見直してみましょう。

NG姿勢1.「腰を丸めて頭を前に突き出した姿勢」

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パソコン仕事を続けていたり、座りっぱなしの時間が長引くと、つい腰を丸めて頭を前に突き出した姿勢になりがちですよね。

ラクに感じるのでついついそうしてしまう人が多いのですが、重たい頭を前に突き出した姿勢は、頭を支えるために肩がガチガチに固まり、そのバランスをとるために背中を丸めざるおえない体勢になってしまうのです。

これではお腹周りが潰れて循環も悪くなり、消化の妨げにもなりかねません。この状態が定着すると、肩こりになったり、背中や二の腕にお肉がついたり、ぽっこりお腹が定着したりと、痩せ体質から遠ざかってしまう恐れがあります。

特に食事をするときにこの姿勢でいるのはNG。消化の負担になる懸念があるため、食事中は特に気をつけましょう。

NG姿勢2.「胸を突き出して反り腰になった姿勢」

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姿勢がよさそうに見えますが、胸を突き出して反り腰状態でいると腰に負担がかかってしまいます。体幹で胴体を支えにくく、肋骨の位置も不安定になることから、歪みが定着しやすい姿勢です。

反り腰が定着すると、下半身が痩せにくくなりむくみに悩む場合も。体が緊張して腰痛に悩んでいるときは、座り姿勢を意識して直してみると良いでしょう。

痩せ体質に導く「お腹をつぶさない姿勢」

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では、正しい座り方を解説します。

ポイントはお腹をつぶさない姿勢をとること。姿勢を意識するあまり、腰を仰け反らせるのではなく、背骨を意識して座ってみましょう。背骨が体を支えているイメージを持つことが大切です。

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「痩せ体質」に導く姿勢の作り方
1.リラックスして座る
このとき、多少背中が丸まっていてもOKです。

2.鎖骨から腕がぶら下がっている感覚で鎖骨、肩、肩甲骨をストンと下げ、さらに腰回りの力も緩める
坐骨が床に対してまっすぐになったらOK。腰はリラックスしたままお腹周りが安定したような感覚があれば大丈夫です。ここで無理に胸を張ったり、腰を反らしたりしないように注意してください。

3.そのまま頭からみぞおち辺りまでの背骨を上に引っ張るイメージで胴体を伸ばす
「引き上げるのはみぞおちまで」とイメージすると自然と腰が持ち上がります。ここで深呼吸。吐く息とともに背中の力を抜けば安定します。

こうすることで、自然とお腹が引きあがり腰が立った姿勢になります。

「痩せ体質」に導く姿勢は意外とラク

痩せ体質になるために、姿勢を意識しようとするとなんだか辛そうなイメージがある方も多いかもしれません。実際は余計な緊張がなく体幹が安定してとてもラクです。むしろ姿勢が悪い方が体に負担をかけてしまいますし、痩せ体質からも遠ざかります。

まずは今回紹介した座り姿勢から整えてみましょう。慣れてくると、安定する位置の感覚がわかってバランスが取りやすくなってくるはず。座りっぱなしの時間が長い人はぜひ試してみてくださいね。

©New Africa/shutterstock