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真似するだけで痩せ体質に! “太らない人”が日常的にやっていた「痩せルール」3つ

ヨガインストラクターをしている筆者は、「どうやって体型を維持しているのですか?」と聞かれることが多いです。いざ聞かれると自分でも「なぜだろう」と考えてしまうのですが、無意識的に習慣になっていることがいくつかあると感じました。そこで今回は、筆者が体型を維持するために気をつけている3つの習慣をご紹介します。

我慢せず痩せている人の共通点とは

真似するだけで痩せ体質に! “太らない人”が日常的にやっていた「痩せルール」3つ

いつも健康的な美しさや体型を維持している人を観察しても、特に食事制限をしているようにも見えないと感じたことはありませんか? 一緒にいると美味しいものを好きなように食べているみたいだし、ダイエットでつらそうな瞬間を見たことがないと思うこともあるのではないでしょうか。

つらいダイエットや運動を続けていても、効果が出ないと悩む人にとっては、どうにかその秘訣を知りたいと思いますよね。そんなメソッドを取り入れたい人も多いはず。

健康的に体型を維持している人の共通点は、“太りにくい生活”をしていることだと筆者は思います。痩せるためにあれこれ我慢するのではなく、我慢をせずに太らないよう意識しているのです。

ハードルの低いルールを日常に取り入れる

太らない意識とは何でしょうか? それは普段の生活において、当たり前にできることを自然とルーティン化していること。例えば、間食をしないようにお菓子をストックしない、惰性で食べるのではなく本当に美味しいと思ったものだけを食べるなど、さまざまにあります。

つまり、わざわざ時間を取らなくても普段の生活に取り入れやすい、ハードルが低い決めごとを取り入れているのです。

ヨガインストラクターの筆者も、思い返せば当たり前のように行っているルールがいくつかあるので、今回は3つご紹介します。

1.姿勢に気をつける

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体型維持に一番必要だと筆者が思うのは、“姿勢に気をつける”ことです。ただし、美しい姿勢をキープしようとしても無理をしたりつらかったりしたら、維持できるのはせいぜい20分が限界でしょう。

姿勢を気をつける点で筆者が最も心がけていることは、お腹をつぶさないこと。胃腸が入っているお腹をつぶしてしまうと、胃腸が圧迫されやすい状態に。胃腸を圧迫しないのは、食べ物の消化に負担をかけないためにも大切です。

お腹をつぶさず伸ばすには、朝や疲れたとき、夜寝る前に伸びをして、しっかりと肋骨を引き上げるようにしてお腹のスペースを維持すること。腰や背中が疲れてきたときは、頭からみぞおち辺りまでの背骨を上に引き上げるようにしてみましょう。

姿勢を整えるときにやりがちなのが、腰を反るようにして姿勢をよくしようとすること。これでは腰が疲れるばかりか、お腹は引き上がりにくいでしょう。

2.歩くときにみぞおちを意識する

普段歩くときの姿勢は、立ち姿勢と同様に体型維持にとっても重要。特に、下半身太りが気になる人は、歩き方が影響して下半身にばかり負担がある可能性も。

脚を動かす筋肉はお腹にもつながっていますので、みぞおちから脚が生えている意識を持つことでお腹の筋肉を奥からも使うことができ、脂肪が燃焼しやすくなります。歩くときも、頭からみぞおちまでの背骨を上に引き上げるように心掛けるとよいでしょう。

3.小麦製品を減らす

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太ってしまったと思うとき、甘いものを減らそうかなと考えることは多いはず。筆者は好きなものは我慢せず、美味しいものは気持ちよく食べる派です。けれどお腹がもたついてぽっこりお腹が気になったときは、腸の疲れを疑います。

中でも小麦製品に含まれるグルテンの取りすぎは消化吸収に影響が出ると言われています。また中毒性もあるので、小麦製品であるパスタやパン、洋菓子などが無性に食べたくなってしまうことも。同時に影響を感じるのはメンタル面。倦怠感や疲労感、やる気に影響が出始めて気分が落ち込む時は、小麦の取りすぎを疑うようにしています。

全ての小麦製品を抜くのは難しいので、朝食をお米にしたり、甘いものが食べたくなったら和菓子にしています。時には、二週間だけパスタ含め麺類を抜くようなこともしています。粗悪な小麦製品は腸壁を荒らすので、腸がブヨブヨになるとも言われているため、特に気をつけているのです。

小麦を控えることで、数日で気持ちが安定したり便通が良くなったり、お腹周りがスッキリするなど、筆者はすぐに効果を感じるので、定期的に抜いてみるのもオススメです。

生活の流れに組み込めるものを

体型維持のために、いきなり運動時間を組み込んだり、食事制限をするのはハードルが高いですよね。一度自分の生活パターンを紙に書き出して客観視するのもオススメ。その中で体が自然と反応できるものを取り入れていくのが負担なく習慣化できるポイントです。

頭の中だけで考えているとつい忘れたり、自分には合わない方法を選んでしまうので、まずは書き出すことで、自分の今の状態を自覚してみましょう。これだけでも自分に適切な方法を思いつくことがあります。

今回は筆者が体型を維持するために行っている習慣をご紹介しました。どれも特に難しいことはなく日常の中で自然と習慣化できるものです。まずは自分の生活パターンを把握して、やってみたいと思うものから試してみてはいかがでしょうか?

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上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整える“マナメソッド”を発案。
現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした『マナメソッドセラピー』でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし本質的な幸せを見出すレッスンを展開中。生徒は全国にわたる。