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睡眠不足なら試して! 誰でもできる“簡単”「快眠ストレッチ」

疲れて眠いのに、なぜか眠れないという夜を過ごしたことはありませんか? そんなときは、気持ち良く眠りにつける簡単なストレッチを知っておくと便利! そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、”簡単快眠ストレッチ”をご紹介します。寝る前に体を動かすだけで、次の日は気持ちの良い朝を迎えることができるかも…!

体を緩めて、心身をリラックス

しっかり寝たはずなのに、体が休めていないように感じるときもありますよね。きちんとした睡眠をとるためには、心身がリラックスできる環境を整えたり、体の緊張をほぐすことも重要です。

とはいえ疲れた日には、面倒くさいと感じてしまうことも…。そんなときに、筆者がおすすめするのは壁を使って簡単に体を緩めるストレッチです。壁にもたれかかり、体の力を抜きやすくすることで、自重を使ったストレッチが可能になります。

無理に力を入れたり伸ばしたりするのではなく、体の重みで自然と体を伸ばすことができるので、常に体が緊張状態の方でも、自然とリラックスできて、心身がほぐれやすくなりますよ。

股関節周りを緩めよう

座りっぱなしや立ちっぱなし、またはたくさん歩いた日には下半身にたくさんの負担がかかります。座った状態が続くと、脚の付け根の“鼠蹊部”を圧迫した姿勢を取り続けてしまうので、下半身の循環が悪くなりやすく、むくみや冷えの原因にも繋がります。

そのため、脚のむくみやだるさをスッキリさせるには股関節周りをストレッチするのがおすすめです。座った姿勢の開脚や前屈は、体が硬い人には苦痛になるかもしれませんが、寝ながら壁に脚をあずけるストレッチなら、無理なく気持ち良く行えるはず。

寝ながらできる! 毎晩5分の「快眠ストレッチ」

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1.壁にお尻を近づけて座ります。

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2.お尻を壁に寄せたまま仰向けに寝転がります。
3.両膝を曲げて、かかとを壁につけましょう。

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4.膝を楽な位置まで曲げながら、両脚を左右に開きます。脚の付け根から開くように意識してください。
5.両手を膝に置き、膝の内側から脚をさらに開けるように両手で支え、内腿や脚の付け根がなじむまで待ちます。

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6.余裕があれば、両腕を膝の内側へ置いて、腕の重みを脚に乗せましょう。
7.脚と腕の力を抜いて、腕や脚の重みで自然と脚が開いていくように促します。脚に力が入ったまま、力を抜くのが難しい場合は、深呼吸をしながら、吐く息を口から出し、体を緩めてみましょう。
8.5分ほどタイマーを設定し、リラックスした状態でキープしましょう。
9.終えたら両脚を閉じ、両膝を抱えるようにして刺激が抜けるまでそのままでいましょう。

脚を伸ばして行えば、むくみ対策にも!

このストレッチに慣れてきたら、脚を閉じたまま、膝を伸ばして壁に寄り掛かる姿勢も試してみてください。むくみが気になる時は、伸ばした両脚の裏にアイピローや重めの枕など、重りになるものをのせてみましょう。

体の力を抜くのが苦手な方でも、続けていくうちに自然とリラックスできるようになるでしょう。脚の幅や時間も、自身が心地よい感覚を大切にしながら調節してみて。

©Dean Drobot/shutterstock