いまわたしたちにできること~美容・健康・環境も~

“集中が続かない”から脱却! 毎朝5分で「自律神経の整え」を目指す簡単習慣

「今日は集中が続かない」「なんだか朝からやる気が出ない」朝から目覚めがスッキリしなくて、1日中、体も心もだるい……なんて経験をしたことはありませんか? 実は朝起きて5分で何をするかで、1日の気分を左右すると言われることも。そこで、今回はヨガインストラクターの筆者が、毎朝5分でできる「自律神経の整え」を目指す簡単習慣をご紹介します。朝起きて頭と体をシャキッとさせておくと、交感神経のスイッチが入り、気持ちよく1日を過ごせるようになるでしょう。

朝5分で日中の気分が決まる!?

“集中が続かない”から脱却! 毎朝5分で「自律神経の整え」を目指す簡単習慣

朝起きてからしばらくぼーっとして、体がスッキリしないまま、1日のスケジュールを始めていませんか? 頭が働かない状態で1日の予定を決めてしまうと、先延ばしにしたり、まあいいかと怠けてしまったり……と、スムーズにスケジュールが進まないことも。

モヤッとした体のだるさや、シャキッとしない眠たさを引きずった頭のままだと、思考回路が曖昧で、集中力も散漫になりがち。

午前中の集中力は、朝起きて“5分”で決まるとも言われているため、その5分を大切に、体も頭もシャキッとさせましょう。

ポイントは、寝ている間に固まった背骨周りをほぐして、姿勢を正常に戻すこと。そして、深い呼吸ができるように促すことで、自律神経を整えていきましょう。

朝からリフレッシュ! たった5分で「体も心もスッキリ」を目指す簡単ストレッチ

IMG_9511

1.両脚を握り拳1つ分ほど開けて立ちます。
2.両手を仙骨(お尻の真ん中の逆三角形の骨)に優しくあてます。

IMG_9512

3.上半身の力を抜いた状態で、折り曲げて前屈します。このとき、脚の真上にお尻がくるようにして、重心が後ろにかかりすぎないようにしましょう。

IMG_9513

4.息を吐きながら膣を引き締め、下腹部を凹ませます。その状態で、ゆっくりと骨盤を起こしていきましょう。このとき、上半身はまだ起こさず、リラックスした状態のままキープしてください。
5.太ももの裏側の力を意識しながら骨盤を持ち上げ、少しずつお尻に力を入れていきましょう。
6.骨盤が起き上がったところから、上半身も一緒に起こしていきます。

IMG_9511

7.上半身が起き上がったら、最後は頭を体と一直線の位置まで持ち上げましょう。
8.これを1回とし、10回程度行います。

上半身を起こすときが大切!

上半身を起こすときに、骨盤→胴体→頭と、パーツごとに背骨を積み上げるよう起こすことで姿勢が整います。

また、胴体を起こすときは胸を張らず、みぞおちがリラックスしている位置でストップさせましょう。そうすることで、胸を張った反り腰になるのを予防でき、さらに胸周りがリラックスするため、呼吸が深く入りやすい姿勢を目指せます。

呼吸が深く入ると脳に酸素が回りやすくなり、集中力アップが期待できるかも! また動作と呼吸を合わせることで、自然と呼吸が深まり、自律神経も整うでしょう。

簡単ストレッチで美姿勢を手に入れて!

体の後ろ側の筋肉を効果的に使えるので、美姿勢を目指すのにもおすすめです。姿勢の崩れは体型の崩れだけでなく、呼吸が浅くなったり胃腸を圧迫して消化に影響が出たりする可能性も。

毎朝巡りのいい体でスッキリした1日を始めるためにも、さっそく明日から試してみてくださいね。

©fizkes/Shutterstock

上村 由夏
「マナヨガ」代表。
20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から整え頑張らなくても、自然と痩せてキレイになっていく“マナメソッド”を発案。
現在は女性の体の巡りを目覚めさせるレッスンをテーマとし、エネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした【マナメソッドセラピー】と【ゆる痩せマナメソッド】でボディ・マインド・スピリットの調和を大切にし外側も内側も本質的な幸せを見出セルレッスンを展開中。生徒は全国にわたり、個人レッスンはキャンセル待ちが出るほどの人気。