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春の憂うつ、不安対処法…女性約100人調査「メンタルが安定するコツ」

春は、過ごしやすい気候になってきたり、新しい生活が始まったりと、ワクワクしている人も多いですよね。一方で、環境の変化によって、心やカラダに疲れを感じやすい季節でもあります。美容や健康に関心が高い女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に、春のメンタルケアについてリサーチしました!

心やカラダの不調を感じたことは?

メンタルケア①

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずは、周りの環境が変わったことで、心やカラダにマイナスの変化が現れたことがあるか聞いてみました。「YES」と回答した人は80%、「NO」と回答した人は20%でした。多くの人が、心やカラダにマイナスの変化を感じているという結果になりました。

新生活の始まりなど、環境が変わるタイミングは、緊張や不安で自律神経のバランスも崩れやすいと言われているので、心やカラダへの影響は仕方ないものなのかもしれませんね。

ストレスで肌荒れも

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続いて、どのように環境が変わって、心やカラダにどうのような変化が現れたかを教えてもらいました。

「元々一緒に働いていた同僚が異動してしまい、その代わりに異動してきた先輩が合わず憂うつで仕方なかった」(34歳・会社員)

「職場が変わって気を遣うので、疲れ方が倍以上になった」(35歳・専門職)

環境が変わると、気分が落ち込んだり、疲れを感じたりすることがありますよね。私は、新しい部署に異動する時は毎度、数週間くらい帰宅後すぐに寝てしまいます。きっと気疲れしているのだと思います。

気持ちだけでなく、体調への影響が出てしまったという人も多くいました。

「最初の会社に入った際に、仕事も周りの人もまったく合わなくて蕁麻疹がひどくなった」(35歳・専門職)

「大学を卒業してから社会人になる時、あまりにも環境が変わり過ぎて、ものすごくネガティブ思考になった。食べられなくなったり、肌も荒れたりした」(39歳・専門職)

「社内で人間関係が変わりうまくいかなくなった時は、PCを見ると手が震えたり、涙が止まらなくなったりしたことがある」(31歳・会社員)

肌荒れや蕁麻疹などの症状が出てしまったり、食欲がなくなったり、症状はさまざまですが、仕事や普段の生活にも影響が出るほど苦しんだ経験がある人は少なくなさそうです。

私は以前、転勤が決まった時に、急激に食欲がなくなり5キロ近く体重が減ったことがありました。当時、気持ちがとても落ち込んだという自覚はなかったのですが、今思うと知らず知らずのうちにストレスや緊張を感じていたのかもしれないです。

症状は改善する?

メンタルケア②

みなさん、いろいろな症状に悩まされてきたようですね。その症状は改善したのか聞いてみたところ、「YES」と回答したい人が83%、「NO」と回答した人が17%という結果に。
全ての人ではありませんが、8割以上の人が改善したというのは、今も症状に悩んでいる人にとっても少し希望がもてそうでしょうか。

焦らずマイペースが大事

ストレスを減らすのは簡単ではなさそうですが、少しでも穏やかに過ごせたら嬉しいですよね。症状が改善した人たちに、どのように対応をしてきたのかを教えてもらいました。

「その時の目の前の仕事を頑張る」(34歳・会社員)

「慣れ」(35歳・専門職)

「新しい生活の中で、人間関係ができてきた時。ちゃんと今までの居場所を思い出にできたと思った」(39歳・専門職)

自然に環境に慣れていき、ストレスを感じなくなったという声が複数ありました。新生活のスタートによる一時的な緊張や不安は、時間が解決してくれることもありそうですね。最初はつらくても、いい出会いや経験の場になったという人もいるので、状況がよくなることを信じて、環境に順応していくのをマイペースに待つというのもいいかもしれません。

ほかには、自分のペースを取り戻す方法についてもコメントが集まりました。

「静かな時間を楽しみながら、人と一定の距離感で付き合えるようになり、自分のペースを取り戻した。今は、外出しても、人とたくさん会っても自分のペースでいられる」(46歳・自営業)

「友達と飲んだり、山登りをしたり、本を読んだりする」(41歳・会社員)

みなさん、趣味の時間をつくったり、友人に話したりすることで、心穏やかに過ごせる方法を見つけていますね。

私は、気持ちが落ち込むことは誰でもたまにはあるものだと思って、普段から自己肯定感が上がり、前向きなれるような映画をブックマークしています。仕事がうまくいかなかったり、悲しいことがあったりした時は、休日にひたすら映画鑑賞をして気分を上げています。

一方で、大きな決断をしたという人たちもいます。

「転職した」(35歳・会社員)

「その会社から離れることにした。その後はすぐに改善し、元気になった」(31歳・会社員)

職場環境にストレスを感じていた人の中には、転職をしたという人もいました。転職はエネルギーも必要で、大きな決断ではありますが、つらいと感じる環境にずっと身を置くのは苦しいですよね。ストレスを我慢せず、勇気をもって環境を変えることで、気持ち新たに進んでいけそうです。

みなさん、いろいろな方法でストレスを乗り越えてきましたが、解決策を見つけるのが難しかったり、本当につらくなったりした時は、病院に頼ったりすることも選択肢の1つかもしれません。自分にあった方法で、前向きに過ごしていきたいですね。

忙しい時こそ気分転換を

春のメンタルケアリサーチ、いかがでしたか? 新生活のはじまりは忙しいかもしれませんが、ちょっと太陽の光を浴びてみたり、湯船にゆっくり浸かってみたりすることも、気分転換にいいそうです。最近疲れたかもと感じたら、みなさんのコメントを参考に、リフレッシュする時間もつくってみてください。穏やかな春を過ごせることを願っています!

(C)Jamie Grill/Getty Images