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コスパも最高です! 管理栄養士が実践する「便利な買い置き食材」7つ

忙しくて買い物に行く時間が取れない日に備えて、日持ちのする「買い置き食材」を準備しておくと便利ですよね。日持ちする食材は調理時間が短縮できるものも多いため、いろんな種類の買い置き食材をまとめて買っておくと良いでしょう。今回は管理栄養士の筆者が、おすすめの買い置き食材についてご紹介します。

買い置き食材のメリット

仕事や家事・育児などでトラブルがあったり、忙しい日々が続いたりすると、買い物に行く時間がなかなか取れないこともありますよね。家に日持ちする食材を置いておけばそれを使って料理ができますし、災害など非常時にも安心です。

買い置き食材を選ぶときには、なるべく日持ちしやすいものを選びましょう。具体的には乾物や缶詰など保存がきくものや、冷凍できる食材などです。

おすすめの「買い置き食材」7選

切り干し大根

切り干し大根

切り干し大根は、大根を干して作られるため栄養素が凝縮されています。食物繊維やカルシウムなどが含まれていて常備菜としても優秀な食材です(※1)。煮物にするのが定番ですが、中華風の和え物やマヨネーズを使ったサラダなどにも使えます。

切り干し大根を戻すときはさっと洗って、“戻し汁”も一緒に調理すれば栄養を逃さずに摂取できますよ。

春雨

春雨は、副菜や主菜にも使えてボリュームも出やすく、アレンジがしやすい食材です。麻婆春雨やチャプチェにしたり、あと1品欲しいときに春雨を加えたサラダやスープにしたり…。普段の料理にも取り入れやすいでしょう。

ひじき

ひじき

ひじきなどの海藻には、カルシウムや鉄などのミネラルが豊富に含まれています(※1)。ひじきをメインに使って煮物やサラダにしてもいいですし、玉子焼きやハンバーグに混ぜると手軽に栄養価アップできますよ。

鯖缶

鯖缶は、骨ごと柔らかく調理されているため、鯖の良質なタンパク質やカルシウムなども効率よく摂れる食品といえます。鯖缶の汁には栄養素が溶け出ていますので、できるだけ汁ごと調理できると良いでしょう。

味付きの鯖缶であればそのままおかずにしても良いですし、お茶漬けやパスタの具にしたり、カレーに加えたりしても美味しく食べられますよ。

トマト缶

トマト缶はトマトの栄養素が詰まっており、ビタミンやミネラルが効率よく摂取できるでしょう。老化予防に繋がるといわれている“抗酸化作用”を持つ、リコピンも豊富に含まれています(※2)。

トマト缶はパスタソースやスープに使うなど、さまざまなアレンジができます。また、豚肉とミックスビーンズを使ったポークビーンズや、鶏肉のトマト煮など幅広く使えて便利です。

ミックスベジタブル

ミックスベジタブル

ストック食材として、冷凍野菜は常備しておいて損はありません。生野菜をカットして冷凍しても良いですし、市販の冷凍野菜はすでに加工されているため使い勝手がいい食材です。

なかでもミックスベジタブルはアレンジがしやすい食品のひとつ。解凍してドレッシングなどで和えれば副菜の1品になりますし、スープや玉子焼きなどに混ぜても美味しく食べられます。

シーフードミックス

シーフードミックスは、手軽にタンパク質が摂れてアレンジがしやすい食材です。イカやエビなど、それぞれ個別に購入するとコストがかさみやすいですが、冷凍のシーフードミックスであれば1回あたり好きな量だけ使えて、コスパもバツグン。パスタやリゾット、スープなどに使うほか、海鮮サラダや野菜と一緒に炒めてもいいでしょう。

便利な買い置き食材を有効活用しましょう

コスパも最高です! 管理栄養士が実践する「便利な買い置き食材」7つ

今回お伝えした買い置き食材は、非常時などしばらく買い物に行けないときにも重宝する食材です。コストパフォーマンスに優れている食材も多いので、安いときにまとめ買いしておけば家計の助けにもなるでしょう。

忙しいときにも慌てず済むように、日持ちする食材を置いておけば心の余裕も生まれます。ぜひ次回の買い物に行くときには買い置き食材も手にとってみて下さい。

【参考】
※1 文部科学省.日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※2 厚生労働省.e-ヘルスネット 抗酸化物質

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