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エコバッグはどこに収納するのが正解…? 整理収納アドバイザーが教える「エコバッグの効率的な収納法」

2022年9月から無印良品でも紙袋ショッピングバッグが有料化になるなど、日々のお買い物で必須アイテムになってきたエコバッグ。プレゼントでもらったり付録についてきたりと、どんどん手持ちの数が増えていく、というパターンもありますよね。捨てるに捨てられず、収納に困っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、エコバッグの取捨選択やカンタンな整理収納方法をお伝えします。

1.エコバッグの整理収納3ステップ

(1)エコバッグをすべて集める

複数のストックがあり、エコバッグの数が管理しきれないと感じている方は、一度すべてのエコバッグを集めてみましょう。

・もらったけど畳みにくくて使っていない
・小さすぎ、または大きすぎて扱いにくい
・使い込みすぎて持ち手や底がボロボロになっている

普段何気なく使っているエコバッグも、使い勝手によって使用頻度に大きく差があることに気が付くかもしれません。

(2)お気に入りのエコバッグを厳選する

エコバッグ

よく使うシーンやお店をイメージしながら、気に入ったエコバッグを選んでみましょう。「なんとなく使いづらい」「デザインが好みではない」など、自分のライフスタイルに合わないものは一旦手放してみることをおすすめします。

「いくつあっても良いから」と、手放しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし使い切れない量を持ち続けると、本当に必要な数を把握しにくくなり、なんでもため込みがちになってしまう可能性もあります。

「これでいい」ではなく、「これがいい」と主体的に選べるように、自分の基準を明確にすることを日ごろから意識してみてください。本当に使いやすくて必要なものを厳選できる、モノ選びのセンスがぐっと磨かれるようになるはずですよ。

(3)エコバッグの収納方法を考える

エコバッグは外出時に忘れずに持っていって、サッと取り出せることが理想ですよね。お気に入りのエコバッグを厳選できたら、買い物のタイミングで一番取り出しやすい場所はどこか、検討していきましょう。

筆者は、買い物先とバッグ別に応じて、6つのエコバッグを所有しています。エコバッグは1つだけに絞るよりも、使う目的ごとに用意し、それぞれ忘れにくい場所に置いておくことでうっかり忘れをぐんと減らせると感じています。コンパクトなものから、保冷効果のある大きなものまで、使うシーンに合った収納場所を決めておくと、使い勝手がさらによくなるでしょう。

2.おすすめエコバッグ収納場所

キッチンエコバッグ収納

■キッチンに掛ける

購入した食材や日用品は、一旦袋ごとキッチンに持ってきてから、収納場所に仕分けをする方も多いのではないでしょうか。冷蔵庫の側面にフックを掛けてエコバッグ収納場所を作っておけば、食品などをしまった後にすぐ片づけられます。

または、キッチン周りのカウンターにフックをつけておくのも良いでしょう。買い物に行く前に冷蔵庫内を見て買い物リストを作成する場合、そのままエコバッグを持つ動作がスムーズになりますよ。

玄関エコバッグ収納

■玄関に掛ける

出掛ける前、一番目につきやすい玄関に掛けておくのも1つの手です。玄関扉にマグネットフックを付けて必ず目に入るようにしておくと、うっかり忘れも減らせるでしょう。

使わないエコバッグが眠っている人必見! 整理収納アドバイザーが教える「エコバッグの効率的な収納法」

■使う頻度の高いバッグに入れておく

筆者は、普段使っているリュック、無印のサコッシュ、ショルダーバッグの3つに、それぞれ1つずつエコバッグを入れています。

特に重宝しているエコバッグは『マーナ』の「Shupatto」。プリーツの折り目に沿って左右にひっぱると、一瞬で折りたたむことができるコンパクトさが優秀です。エコバッグをたたんでミニケースに入れるタイプのものは、ケースの管理が手間なので、本体だけで小さくまとめられるタイプが使いやすくておすすめですよ。

shupatto

ついつい増えてしまいがちなエコバッグも、すべて集めて見直してみると、自分のお気に入りのエコバッグとはどのようなものかわかりやすくなると思います。筆者のように、つい持っていくのを忘れがちな方は、バッグごとにエコバッグを1つずつ入れておく方法もぜひ取り入れてみてくださいね。

©d3sign/gettyimages

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani