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寝室にベッドを置かなくて正解です! スッキリとした寝室を保つために「やめたこと」5つ

寝室は、一日の疲れを癒やし、明日へのエネルギーをチャージする大切な場所。しかし、部屋いっぱいの大きなベッドがあると掃除しにくかったり、ベッド周りにものが溜まってしまったり、“実はなんだか居心地があまりよくない…“と感じることはありませんか? 安心安全に体を休める心地のよい空間にするためには、シンプルですっきりした寝室を目指したいですね。今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、寝室に置くのをやめたもの5つをご紹介します。

1.ベッドを置くのをやめた

寝室

筆者宅では、約6畳の寝室に夫と小学生の息子と三人で寝ています(中学生の娘だけ寝室は自室です)。ベッドを置くスペースはないため、4年前から『アイリスオーヤマ』の「エアリーマットレス」を3枚敷いています。

密度の高いチューブ状の繊維でできたマットレスは、薄く見えてしっかりと硬さがあり、そのまま寝ても底つき感がありません。通気性のよい素材なので、除湿シートと合わせて敷けば、床やマットレスにカビが生えることもありません。カバーを外してマットレス自体も水洗いできるため、とても衛生的です。

マットレス

持ち上げるのも簡単で、折りたたんで部屋の隅に立てて置けば、あっという間に片づけられて、掃除もスムーズ。寝室は夫のリモートワークスペースでもあるので、さっと準備できるのもうれしいところ。

ベッド下のホコリや布団の湿気も気にならなくなり、息子のホコリアレルギーもかなり軽減されました。移動できない大きなベッドを置いておくよりも、手軽なマットレスにしたメリットはとても大きいです。

2.姿見を置くのをやめた

鏡

寝室には、筆者と夫用のウォークインクローゼットがあります。以前は、全身が映る大きな姿見を置いていましたが、現在は処分しました。

年々少しずつ洋服の量を見直していき、今は洋服の色やアイテム数を把握しているので、日々のコーディネートに迷うことがほとんどなくなりました。そのため、鏡で全身を確認しながら着こなしを考えることが不要になったのです。

ただ、アクセサリーを合わせるときには鏡を見たいので、使うときだけチェストの引き出しから取り出して使っています。深夜に地震が起こった際に、鏡が倒れる危険性もなくなり、安心してすごせる寝室になりました。

3.目覚まし時計を置くのをやめた

寝室の隣のキッチン

目覚まし時計を、枕元に置いている方は多いと思いますが、筆者は寝室に置いていません。その代わりに、キッチンにある時計を目覚まし時計として使っています。

以前は寝室のチェストの上に置いていましたが、筆者が先に起きる場合、まだ寝ている家族を起こしてしまうのがとても申し訳なく感じていました。さらに、冬の寒い日はうっかり二度寝してしまうこともあり、必ず起きられる方法を考えて、寝室から離れたところに目覚まし時計を置くことにしました。

キッチンは寝室に隣接しているため、起きて1分で目覚ましを止められます。確実に布団から出て止めるので、うっかり二度寝の心配もありません。筆者のように、目覚まし時計が枕元になくても、寝ている間は時計を見ないし、起床時間だけわかれば大丈夫という方は実践してみても良いかもしれませんね。

4.スマホを持ち込むのをやめた

充電ステーション

娘の部屋にも寝室にも、寝る際にはスマホを持ち込まないと決めています。

スマホを寝室に持ち込んでしまうと、目が疲れて眠りが浅くなったり、朝になかなかスッキリと起きられないと感じることが多いという人もいるでしょう。筆者もその一人なので、家族みんなのスマホは、寝る前にリビングの充電ステーションに戻します。寝つきをスムーズにするために、寝る直前までスマホを触るのを避けたいときは、置き場所を決めるのも1つの手です。

5.読みかけの本を持ち込むのをやめた

作業スペースの本

スマホと同様に、本も寝室に持ち込まないようにしています。読書が好きなので寝る直前まで本を読んでいることも多いですが、寝室では本を読みません。

というのも、寝室で読書をすると読みかけの本が溜まっていき、リビングと寝室の2か所にわかれた本の全量がわからなくなり、整理が上手にできなくなってしまうからです。今読んでいる本は、リビングテーブル近くの仕事用ワゴンだけに集約しています。

本から得る「今必要な情報」「今大切にしたい感情や感覚」を大切にするには、いつもの自分のスペースで落ち着いて読む方が、より質の高い読書時間をすごせると感じます。

片付けやすくするためにも、落ち着いて本を読むためにも、本の居場所をつくるのはおすすめです。

寝室をスッキリとする空間に!

寝室は、一日頑張った自分を癒してくれて、気持ちがスッキリとする空間にしておきたいですよね。

筆者がスッキリとした寝室を保つために、心がけているポイントは主に以下の4つです。

・掃除をラクにするため、大きなベッドを置かない
・深夜の地震対策のために、倒れてくるものは置かない
・確実に起きるために、目覚まし時計を枕元に置かない
・睡眠に集中するために、不要なものを持ち込まない

一日のうち、約3分の1の時間をすごす寝室では、寝ることにしっかり集中できるように、今回紹介した工夫を参考に寝室づくりをしてみてくださいね。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani