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エアコンが寒すぎる! 女性約100人調査「“エアコン冷え”対策」

「冷房の設定温度」について、anan Beauty+ clubのメンバーから徹底ヒアリング。すると「冷房が寒すぎることがある」と全員が回答しました! さらにシーンや対策を深掘って、おすすめの便利グッズ・賢い対策など、夏場に欠かせないクーラーとの上手な付き合い方を聞いてきました。

エアコンが寒すぎる!?

Q1

※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。

まずはanan Beauty+ clubのメンバーに冷房について聞いてみました。すると、まさかの全員が「冷房が効きすぎて寒いと感じることがある」と回答! 冷房対策は必須という結果になりました。

とにかく寒いのは、自宅とタクシー!

Q2

冷房が効きすぎている場所1位は、自宅とタクシー。「自分の家なのに!?」と驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、同居人がいるとなかなか好みの温度に設定できないものです。また夏場のタクシーは、蒸し暑い外との気温差もあり、よけいに寒く感じるのかもしれません。

第3位は、友達や恋人などの自宅。第4位はその他となりました。さまざまな場所で、冷房が効きすぎている様子が伺えます。

その他の場所

「マンションの共有スペース」(29歳・主婦)
「飛行機」(36歳・会社員)
「ショッピングモール」(36歳・自由業)

筆者はマッサージやエステなどの施術中に、寒くなってしまうことが多々あります…。服を脱いで、紙パンツ1枚ということも多いので、体温調整が難しいですよね。お店の方に声をかけると体にかけるタオルを増やしてもらえるので、寒いと感じたら我慢せず、お願いするようにしています。

冷房が効きすぎて困ったのはどんな時?

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ほとんどの人が困ったことのある、効きすぎて寒いクーラー。具体的なエピソードを聞いてみました!

「がっつり仕事しようと入ったカフェが寒すぎて、長居できずにすぐ退散することに」(30歳・会社員)

「スーパーが寒すぎてゆっくり食材を選べなかった」(30歳・公務員)

「映画館で上着を持っていなかったので 凍えながら見ることになりました」(37歳・公務員)

「会社が寒すぎてお腹を壊した」(28歳・会社員)

さまざまなシーンで冷房の寒さに困っている様子がうかがえました。スーパーは野菜や果物の品質を考えて、クーラーの設定温度が低め。夏場でも上着はマストハブです。

「外が暑いからと冷製パスタや冷やし中華を頼んだのに、料理が出てくる頃には体が冷えている。温かい食事にすれば良かったと後悔する。食後のコーヒーや紅茶もアイスが出てきてから、ホットにすればよかったと後悔する」(38歳・専門職)

「カフェで冷房が効きすぎて、食べ物がすぐ冷えて美味しくなくなってしまったことがある」(34歳・自由業)

カフェの気温が低すぎると、食べ物がすぐに冷えてしまうのは盲点でした! 夏場は涼しい場所でゆっくりと休憩したくなるものですが、寒すぎると逆効果で困ってしまいますね…。

冷え対策のグッズを教えてください!

みなさんが困っている冷房のこと。冷え対策の方法や、おすすめのグッズについても聞いてみました。

「カーディガンを持ち歩く」(34歳・会社員)
「羽織れるストールやカーディガンを持ち歩く」(39歳・専門職)
「日焼け対策も兼ねて、長袖パーカーは毎日持ち歩いている。ユニクロのUVカットパーカーがお気に入り」(29歳・主婦)
「会社には羽織れるカーディガンや膝掛けを常備しています」(32歳・公務員)

上着を持ち歩いたり、会社にストックしているという方が多数! カーディガンはもちろん、昨今トレンドのシアーシャツも冷房避けにぴったりです。薄手で透け感のある素材を選ぶと、涼しい見た目をキープしながら、寒さ対策ができますよ。

「汗をかいて、そのままクーラーの効いたところに行くと冷えるので、タオルや汗拭きシートを持つようにする。スパッツなどスカートの下が冷えないようにインナーをきちんと履く」(30歳・会社員)
「足首が出ていると地味に寒い時があるので、レッグウォーマーの短め、薄めのものを持っている」(38歳・自由業)

上着の他には、汗拭きシートやインナー、レッグウォーマーなどの対策が寄せられました。ストッキングを履く方が減ったので、スカートの日はより冷房の影響を受けやすいのかもしれません。そんなときは薄手のガードルを履くと、冷え防止だけではなくシルエットの補正にもなるのでオススメです。ユニクロでも手に入るのでぜひ試してみてください!

パートナーと、冷房の設定温度で困ったことはありますか?

Q3

「夫や恋人と快適な室温が違って困ったことはありますか?」という質問には、63%がYESと回答。過半数の方が、冷房の温度についてお困りのようです。

「彼と犬が暑がりで、でも私は寒がりなので合わないです。エアコンの風もあまり好きじゃないし…。たいてい私がエアコンの設定温度を譲って、ブランケットをかぶってます」(34歳・会社員)

「夫はかなりの暑がりで、私は寒がり。お互いにリモートワークで、仕事部屋のエアコン設定温度が難しく…。夫をエアコンの真下に配置することでなんとか乗り切っています」(32歳・会社員)

「私よりも夫の方が暑がりなので、2人で過ごす日はエアコンの温度が低くなってしまいます。解決策として、私がカーディガンを着たり、夜寝るときは私だけしっかりお布団をかけるようにしています。基本的には暑がりに合わせるようにしています」(32歳・会社員)

エアコン設定温度は、男女で意見の差が出やすいもの。男性は筋肉量が多く発熱しやすいので暑さを感じやすい一方で、女性は皮下脂肪が多ので一度冷えると温まりにくく、寒さを感じやすいんです。

anan Beauty+ clubのみなさんは、暑がりの男性に合わせてあげている方が多い様子。「涼しく感じられないのに、電気代と環境負荷がかかる冷房」はとてももったいないので、仕方がない妥協点かと思います。

番外編
「パートナーとは同じ体感温度だけれど、娘さんは両親よりも暑がり」というエピソードも。

「娘とは冷房の設定温度が合いません。28度だと暑くて寝汗をかく娘のために、設定温度を1度下げると、私は寒すぎて喉を痛めてしまいます。
仕方がないので冷房は28度に設定し、娘にはクールリングと扇風機をうまく使ってもらっています。クーラーを消して、クールリングと扇風機、窓を開けて寝る日もあります。部屋を分けたいのですが、娘はどうしても私と寝たいそうです…」(30歳・会社員)

寒くしすぎると体調が悪くなってしまう場合は、暑がりの方に我慢してもらうしかありませんね。

クールリングとは、首に巻くタイプのひんやりグッズのこと。最近は、冷やしたり凍らせたりという準備が不要で「気温28℃以下であれば自然に冷えて固まる」タイプもあるんだとか。

重ね着や掛け布団だけでは寒さ対策にならないという方や、電気代やエコのためにエアコンの設定温度はなるべく高くしたいという方は、パートナーにひんやりグッズを使ってもらうのも手かもしれません。

「エアコンが寒すぎる」問題には、重ね着やグッズの活用を!

anan Beauty+ clubのみなさんが実感している「エアコンが寒すぎる」問題。冷房の設定温度がわからない公共機関では、上着の持参や、インナーの活用で寒さ対策を! 自宅でパートナーに合わせるために寒い思いをしているなら、ひんやりグッズを提案してみるとお互いが心地よく過ごせるかもしれません。

まだまだ続く暑い夏、体調に気をつけて、クーラーと上手に付き合ってくださいね!

(C)ayakono/Getty Images