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電気代を節約できます! 節約上手が教える「光熱費を安くする方法」8選

食品や電気代、ガス代など、身の回りのさまざまなものが値上がりしているいま、節約をより一層考えるようになった方も多いのではないでしょうか。今回はその中でも、電気代の節約方法をピックアップ。anan Beauty+で過去に配信した記事を参考に、節約上手の方たちのアイデアをまとめてご紹介します。

リビング編

1.短時間の外出なら冷暖房は切らない!

在宅ワークが増えた今、電気代が高くなった人も多いですよね。会社によって補助が出るところもあるけれど、少しでも抑えたい電気代! ライフスタイルに関心の高い20代~30代の女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「節約術」を徹底リサーチしてみると…、

「2~3時間の外出のときは冷暖房は切らない! 立ち上がりに一番エネルギーがかかるので」(38歳・専門職)

「電気はこまめに消す。エアコンはこまめに消さない」(31歳・無職)

「昼間は、問題ないならリビングの電気はつけずに仕事。他の部屋は使用していないなら電気は消す。今までマンションでは1万を超えたことは1度もないです。無駄についている電気は消す、これを徹底すると良いと思います」(35歳・専門職)

「滅多に使わない家電のコンセントは抜いておく」(28歳・主婦)

「使っていない部屋は電気を消す。夜更かしの時は照明を落として、間接照明で過ごします。リラックスできて心地よいです」(45歳・専門職)

「エアコンはこまめにオン・オフしない」「使っていない部屋の電気は消す」「使用していない家電のコンセントは抜く」この3つに回答が集中。家にいるときは毎日こまめに電気の状態を気にすると、電気代節約になるので忘れずに行って!

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エアコンはつけっ放しです! 女性約100人調査「やって大正解の節約術」


※ 文・玉絵ゆきの
※ 2022年5月19日配信

2.電気をLEDにする

エコ活動をする団体『ecoco』のメンバーである大矢さんは、電気代節約のために照明をLEDにしているとのこと。

大矢さん リフォームのタイミングで電気をLEDにしました。玄関は人感センサーにして消し忘れをしないようにしました。長寿命だから電気交換の手間がなく、うっかり触っても熱くない。紫外線がないので虫が集まりにくいらしいです。

大矢さんは3年半でまだ1度も電気交換をしていないそうです。

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電気代、損してるかも! お得でエコにもなる「すぐできる電気代の節約術」


※ 文・平野絢子
※ 2021年9月15日配信

キッチン編

3.保温機能のある家電を使わない

続いては、シンプル志向で整理収納アドバイザーとして活動するのぞみさんにキッチンでの節電方法を教えてもらいました!

保温機能付きの炊飯器は使用せず、圧力鍋でご飯を炊くのも電気代節約のテクニック。圧力鍋を使用する場合、加圧時間はたったの3分だけで済んでいるので、炊飯器を使用するよりも光熱費の削減が可能です。

お湯を使う場合は、少量だけ沸騰させる電気ケトルを利用しています。1日に何度もお湯を使うなら長時間保温できるポットも便利ですが、お茶1杯分だけのお湯を素早く用意するなら、電気ケトルがぴったり。沸騰する際の消費電力は比較的大きいので、ケトルの目盛りを確認しながら、必要最小限だけを沸かすようにしましょう。

4.コンロを効率よく使う

料理をする際に、ガスコンロを効率よく使うためには、5つのポイントを心がけています。

・鍋の底の水分は、しっかりと拭き取る
・鍋の底から炎がはみ出さないよう、火力を調整する
・コンロが熱いうちに、次の調理を進める
・野菜の下茹では、電子レンジを利用する
・汚れで余分な火力を使わないよう、コンロ周りをこまめに掃除する

一つひとつは小さなことですが、意識すると段取りよく調理でき、時短家事にもつながります。

5.冷蔵庫を壁から離して設置する

『ecoco』メンバーの大矢さんは、冷蔵庫の位置や冷蔵庫の中身を調整することで、節電対策を行っているようです。

冷蔵庫の設置場所が悪いと冷蔵庫自体に熱がこもってしまい、それを冷やすために余計な消費電力がかかるらしく、壁から5~10cm程度の隙間を空けて設置することで、冷蔵庫の周囲の温度を下げて効率よく冷やすことができると聞きました。

また、冷蔵庫の中のものを7割以下に、逆に冷凍庫は隙間なく詰めることも省エネ・節電効果に良いそうで、実践しています。

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電気料金は過去5年間で一番高い! 電気代やガス代を下げるための「光熱費節約術」4選


※ 文・のぞみ
※ 2022年5月29日配信

※ 文・平野絢子
※ 2021年9月15日配信

お風呂編

6.ドライヤーの使用を短時間に抑える

のぞみさんは、お風呂上りにもこんなことを意識しながら節電対策を行っています。

お風呂上がりに使用するドライヤーも、家族が毎日使うとなると、電気代が気になるかもしれません。ヘアケアのためにも、ドライヤーの使用を短時間に抑えるポイントは3つです。

・タオルでしっかりと髪の水分を拭き取る
・最初は熱風で乾かし、ある程度乾いたら冷風にする
・洗面所を換気して、湿度を下げておく

浴室からの湿気が洗面所に充満したままだと、髪の水分が十分に乾かず、余計に時間がかかってしまうことも。ミニ扇風機を置いて、湿気を飛ばしながらドライヤーを使うのもおすすめです。

また、熱風と冷風を上手に使い分けることでドライヤーによる電力消費を抑えながら、髪へのダメージも減らせるでしょう。

多くの家電に共通して効果的な節約術は、こまめにスイッチを切ることと、ホコリや汚れを溜めずに定期的にメンテナンスすることです。

※ 文・のぞみ
※ 2022年5月29日配信

トイレ編

トイレで節電する方法なんてあるのでしょうか? 『ecoco』メンバーの山口さんが実践している方法はこちら。

トイレ

7.便座の蓋を閉める

温かさもキープされるので節電にもなるし、衛生的にも良いです。1年間で約924円の節約になるそうです。(※)
【参考】
※ 東京ガス「ウルトラ省エネブック」

8.夏は便座の保温をオフにする

夏の間は便座の保温をオフにしています。コンセントを外すことにより待機電力もなくせます。便座カバーを使用するのも良いですね。

※ 文・平野絢子
※ 2022年3月2日配信

小さな節電対策をしながら節約上手になろう!

今回紹介したアイデアの中には、今日から始められるものも多くありました。「電気はこまめに消す」「便座の蓋を閉める」など小さなことでも、続けることで必ず光熱費の節約ができるはず。電気代が上がりやすい今の時期こそ、節電対策を意識してみてくださいね。

©fizkes, Ratchat/shutterstock