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電気料金は過去5年間で一番高い! 電気代やガス代を下げるための「光熱費節約術」4選

燃料高騰の影響もあり、大手電力会社の2022年6月の電気料金は、比較できる過去5年間でもっとも高い水準なのを知っていますか? 東京電力においては、標準家庭で2021年6月の電気料金は6,913円なのに対し、2022年6月には8,565円と、およそ1.23倍の値上げとのニュースも。しかし、生活に必要な電化製品やガスの利用回数を減らそうとしても、極端に減らすのは難しいでしょう。そこで今回は、これまで数々の節約術を明かしてきた筆者が実践する、光熱費の節約術をご紹介します。無理のない範囲で電気やガスの使用を減らせるように、暮らし方を見直してみましょう。

キッチン

1.保温機能のある家電を使わない

圧力鍋

筆者宅では、保温機能付きの炊飯器は使用せず、圧力鍋でご飯を炊いています。圧力鍋を使用する場合、加圧時間はたったの3分だけで済んでいるので、炊飯器を使用するよりも光熱費の削減が可能です。

お湯を使う場合は、少量だけ沸騰させる電気ケトルを利用しています。1日に何度もお湯を使うなら長時間保温できるポットも便利ですが、お茶1杯分だけのお湯を素早く用意するなら、電気ケトルがぴったり。沸騰する際の消費電力は比較的大きいので、ケトルの目盛りを確認しながら、必要最小限だけを沸かすようにしましょう。

2.コンロを効率よく使う

コンロ

料理をする際に、ガスコンロを効率よく使うためには、5つのポイントを心がけましょう。

・鍋の底の水分は、しっかりと拭き取る
・鍋の底から炎がはみ出さないよう、火力を調整する
・コンロが熱いうちに、次の調理を進める
・野菜の下茹では、電子レンジを利用する
・汚れで余分な火力を使わないよう、コンロ周りをこまめに掃除する

一つひとつは小さなことですが、意識すると段取りよく調理でき、時短家事にもつながります。

お風呂

1.使う湯量をできるだけ抑える

シャワー

湯船のお湯は、気温に合わせてお湯の量を調整するのがポイント。筆者宅では、湯船のお湯を夏場はやや少なめ、冬場は少し多めに変更しています。

シャワーの湯量も、節水効果の高いシャワーヘッドに交換して、止水ボタンでこまめにお湯を止めるのが大切です。

ちなみに、シャワーを1分間止めると、約12リットルの削減が可能だと言われています。家族4人がそれぞれ4分ずつ削減できると、およそ浴槽1杯分節約できるのです(※1)。水道代やガス代の使用を抑えるためにも、シャワーを出しっぱなしにしないようにと、家族に協力してもらえるよう伝えてみましょう。

2.ドライヤーの使用を短時間に抑える

ドライヤー

お風呂上がりに使用するドライヤーも、家族が毎日使うとなると、電気代が気になるかもしれません。ヘアケアのためにも、ドライヤーの使用を短時間に抑えるポイントは3つです。

・タオルでしっかりと髪の水分を拭き取る
・最初は熱風で乾かし、ある程度乾いたら冷風にする
・洗面所を換気して、湿度を下げておく

浴室からの湿気が洗面所に充満したままだと、髪の水分が十分に乾かず、余計に時間がかかってしまうことも。筆者宅では、ミニ扇風機を置いて、湿気を飛ばしながらドライヤーを使っています。

また、熱風と冷風を上手に使い分けることでドライヤーによる電力消費を抑えながら、髪へのダメージも減らせるでしょう。

多くの家電に共通して効果的な節約術は、こまめにスイッチを切ることと、ホコリや汚れを溜めずに定期的にメンテナンスすることです。

今回挙げた節約術以外にも、身の周りにある電化製品やガスの使い方を自分なりに少しずつ見直して、コツコツと節約していきましょう。

【参考】
風呂・トイレ | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
2021年6月分電気料金の燃料費調整について|プレスリリース|東京電力エナジーパートナー株式会社
2022年6月分電気料金の燃料費調整について|プレスリリース|東京電力エナジーパートナー株式会社

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani