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一人暮らし初心者必見! 整理収納のプロが“本当にオススメ”する「キッチングッズ」16選

春から一人暮らしをする方もいるのではないでしょうか? 健康管理や節約のために自炊をはじめてみようと思っていても、どんなキッチンアイテムを揃えればいいか迷いますよね。そこで今回は、シンプル志向の整理収納アドバイザーである筆者が、下ごしらえから調理までカバーするおすすめキッチングッズをご紹介します。一人暮らしの方だけではなく、キッチンアイテムの買い替えを考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

初めてのキッチングッズは、少しずつ揃えていこう

一人暮らし初心者必見! 整理収納のプロが“本当にオススメ”する「キッチングッズ」16選

一人暮らしを始めたばかりのときは、キッチングッズを最初から全部揃えることはおすすめできません。必要そうだし、便利そうだと思っても「本当に使うかな?」と迷うものはいったん買わない方が無難。自炊に慣れて、自分の得意な料理や、好きなレシピが分かってきてから、調理がラクになり、楽しくなるアイテムを少しずつ探してみてください。

筆者が一人暮らし初心者の頃は、料理の「下ごしらえが面倒」「味付けが難しい」と感じていました。だからこそ、このような悩みを解決してくれる、シンプルで多機能なアイテムを厳選して揃えるだけでも、家事の大変さが軽減されますよ。

下ごしらえ編

1.包丁

包丁

切れ味がよい包丁は作業効率をグンとあげてくれるので、ぜひこだわってほしいアイテムです。

筆者は、全長26cmで手に馴染みやすい『GLOBAL(グローバル)』の「ペティーナイフ」を15年間愛用しています。刃とグリップが一体になっているので洗いやすく、使い勝手も抜群です。

2.まな板

「キッチン泡ハイター」でラクにお手入れできる、プラスチック製のまな板がおすすめです。人参1本やキャベツ半分が切れる、幅30cmくらいの大きさがあると便利です。

できれば2枚用意して肉用と野菜用で分けるとベストですが、収納スペースも多くはないかもしれないので、両面使えるタイプを選んで使い分けてもOK。キッチンの作業スペースに合わせてチョイスしましょう。

3.キッチンバサミ

レトルトを開けたり、肉や野菜を切ったりするとき、丈夫なキッチンバサミがあれば包丁もまな板も不要で下ごしらえもラクにできます。

分解して洗えるものを選ぶと、より清潔に保てます。

4.ピーラー

凸凹があるじゃがいもは包丁での皮むきが難しく、ピーラーを使った方が圧倒的に簡単です。また、人参や大根を“ぴらぴら野菜”にするのもおすすめ。鍋料理や炒め物にも活用できる上に、火の通りがとても早くなるので時短にもなります。

5.耐熱ポリ袋

ポリ袋

-30度から110度まで対応する耐熱ポリ袋は、保存から調理まで幅広く活躍できます。例えば、ハンバーグや餃子の肉を調味料と混ぜるときや、下味をつけた肉とカットした野菜を合わせてレンジで加熱する際などに使えます。

耐熱性がないものはレンジ加熱できない可能性もあるので、ポリ袋を選ぶ際はパッケージの耐熱温度を確認してみてください。

6.計量アイテム(スプーン、味噌マドラー、カップ)

計量スプーン

料理における最大のポイントは、味付けではないでしょうか。料理初心者のうちは、レシピ通りに調味料を計量することで失敗を防ぎ、おいしい味付けを学んでいくのがおすすめ。

大さじと小さじが両サイドについている計量スプーンは、一つで二役の優れもの。味噌マドラーは、味噌汁の味付けが一発で決まります。卵を溶いたり調味料を混ぜたりするときに、ミニ泡立て器としても代用可能です。

また、調味料の計量とともに、水分の計量もとても大切です。計量カップもぜひ持っておきましょう。レンジ加熱OKのカップだと、合わせ調味料やタレを作るときにも活躍します。

調理編

7.鍋

鍋

肉や野菜がたくさん入ったスープや味噌汁は、一杯で栄養がしっかり摂れる一人暮らしにぴったりのメニューです。16~18cmの片手鍋があれば、2~3日分の量がまとめて作れます。

筆者は、16cmのマルチポットを普段使用。ラーメンや一人鍋にもぴったりのサイズで、ストレーナーと呼ばれる“ざる”が付いているので、麺や野菜を茹でるときも便利です。他にも、沸かす・煮る・茹でる・揚げる・炊くなど、さまざまな調理に使えるので、毎日のように活躍します。

8.フライパン、蓋

鍋

一人暮らし用として使うフライパンの一般的な大きさは20cmですが、26cmでなおかつ底が少し深めのフライパンを一つ持っておくのがおすすめ。

大きめのフライパンだと2~3日分まとめて作っておく場合に重宝するはず。カレーやミートソースなど炒めてから煮込む料理や、パンケーキやお好み焼きなど焼く料理にも活躍します。また、蒸し焼きができるように同じサイズの蓋も用意しておきましょう。ガラス製の透明な蓋だと、中の様子が確認できるので便利です。

9.ボウル、ざる

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ボウルは、野菜や米を洗う、食材を混ぜる、さらにラップをかけてレンジ調理も可能です。ざるは、野菜をゆでたり、麺類の湯切りに使用します。

ボウルはポリカーボネート製やガラス製など、衝撃に強く、電子レンジ対応のアイテムを選びましょう。レンジ加熱中でも中身が確認しやすい透明なものを選ぶと、加熱しすぎなどの失敗を防げます。

ボウルとざるはどちらも18cmを選ぶと、入れ子にして収納しやすくなりますよ。

10.調理アイテム(シリコン調理スプーン、おたま、菜箸)

調理スプーン

シリコン調理スプーン、計量目盛り付きおたま、箸先が浮くナイロン菜箸は、すべて黒で揃えると汚れも目立たず、スタイリッシュな雰囲気になります。

筆者は、『無印』の「シリコン調理スプーンスモール」を愛用中。先がほどよい弾力のシリコンスプーンは、炒めるのもすくうのも隅々まできれいに取り出せるので、調理後の鍋やフライパンを洗うのもラクになります。

料理中は調理アイテムを置く場所に困ることがたくさんあるので、箸先が浮くナイロン菜箸を使うと台の汚れを防ぐことにも繋がります。

はじめのうちは最小限のキッチングッズを揃えてみて、少しずつ作れる料理の幅が増えたときに、便利な調理家電やキッチングッズの購入を検討してみるのが良いでしょう。キッチンの広さや自炊する量、自炊の回数も人それぞれ違うので、自分の暮らし方に合わせてアイテムを増やしていけるといいですね。

ひとつで二役三役と活躍するアイテムを選べば、狭いキッチンでも楽しく上手に自炊ができるでしょう。ぜひ、参考にしてください。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani