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片付けのプロが教える! 季節の変わり目の「お片づけポイント」5選

一段と寒くなる前に夏物の衣類や小物をしまい、冬用の衣類や寝具、パジャマの準備をするなどして、秋冬の身支度を進めていきたいですね。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者がこの時期に役立つ「季節の変わり目のお片づけポイント」をご紹介します。

1.衣替えをするときに衣類の見直しをしよう

片付けのプロが教える! 季節の変わり目の「お片づけポイント」5選

衣装ケースから洋服を出して入れ替えるのは、時間も手間もかかって大変。ですが、「着ない服をしまう作業」ではなく、「お気に入りの服を整える身支度」という考え方をすると、楽しく進められるはず。

気温が20度以下で、カラッと晴れて湿度の低い日が“衣替え日和”としておすすめ! また、衣替えをする際には、着心地が悪く今年一度も着なかったものや、色褪せてきたり傷んできた洋服などを、来年も着るかどうか考えてみましょう。

筆者は、今回の衣替えで洋服、バッグ、ストールなど9点を手放すことにしました。

ブラシをかける、クリーニングに出す、アイロンをかけるなど、お手入れに手間がかかる洋服は意外と出番が少なくなってしまいます。次のシーズンにも“お手入れをしてまた着たいかどうか”、衣替えのタイミングで検討してみてくださいね。

2.衣類は「1人1か所」にまとめよう

衣装ケース

次は、衣類をしまう際のポイントです。

しまう前に、衣類に残っている汗・汚れが原因でシミやカビが発生しないように、かならず洗濯やクリーニングをしましょう。お気に入りの洋服を来年も気持ちよく着られるように、きれいな状態で保管し、丁寧にお手入れをしておきたいですね。

なお、しまう場所は、「1人1か所」にすべてまとめておきましょう。衣装ケースに入らないから、紙袋や段ボールに入れてとりあえず別の場所にしまってしまうと、今持っている洋服の種類や全体量をしっかりと把握できません。

「新しい秋冬の服を買う際に、去年どんな服装だったのか思い出せない」「いつも似たような洋服ばかり買ってしまう」なんてことにならないよう、トップスやボトムスなどアイテムごとに整理して「1人1か所」にまとめておくと、今年の買い足しアイテムの計画も立てやすくなります。

3.夏の小物のお手入れも忘れずに

夏小物

サングラスやアクセサリー、サンダル、カゴバッグ、帽子、日傘、UVカット手袋など、夏の小物も忘れずにお手入れしましょう。汗や皮脂、日焼け止めがついたまま放置しておくと、シミや変色の原因になってしまいます。

帽子や手袋など、洗えるものは皮脂や汚れをしっかり落とし、洗えないものは固く絞った布巾で拭いてホコリや汚れを落とし、陰干しをして乾燥させてからしまっておくといいですよ。衣替えのときにしっかりとお手入れをしておくと、来年も気持ちよく使えるはずです。

4.夏場使った寝具は、しっかりと乾燥させよう

布団に掃除機

続いては、寝具の入れ替えとお手入れに関するポイントです。

夏場の汗や皮脂を吸い込んだ布団はそのままにすると、ダニやカビが発生する可能性があります。シーツやカバー、肌掛けや敷きパッド、洗える布団は洗濯し、しっかりと乾燥させましょう。

洗えない布団や枕は、天日干しや陰干し、布団乾燥機で乾かしておくといいですよ。夏場の高温多湿の布団で増加したダニは、秋には寿命を迎えてハウスダウトやアレルギーの原因になります。そうならないように、布団にゆっくりと掃除機をかけて、ダニやハウスダウトを吸いだしておきましょう。

人生の3分の1は睡眠時間とも言われます。寝具やシーツはしっかりと洗って乾燥させておき、いつでも清潔で心地よく眠れるようにしたいですね。

5.パジャマには季節の変わり目にも対応しやすいものを

パジャマ

夜が肌寒くなる前に、パジャマの冬支度も整えましょう。

筆者は、一年中、無印の二重ガーゼパジャマを愛用しています。夏は上をTシャツに替えて、冬はカーディガンやフリース、室内靴下をプラスして体温調節をすれば、気温に合わせて一年中着られますよ。

季節の変わり目にも対応しやすく、冬物の衣類を出す際にパジャマにプラスするアイテムも一緒に出すだけなので、複数枚のパジャマが不要になり衣替えの手間もなくなるのでおすすめです。

季節の衣類や寝具を早めに整えておくと、急に肌寒くなったときや、これから新しい洋服を買う際にも、迷いなくすぐに対応できます。

また、お気に入りの衣類や寝具に丁寧なお手入れをしておくと、劣化を防ぎ長く大切に使い続けられるので、モノを使う際の満足度がとても上がります。これからの季節に向けて秋冬の身支度をするときに、ぜひ参考にしてみてください。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram▶@non.karoyakani