「黙って座席を倒して揉めた…」【女性約100人調査】新幹線や特急列車の快適な過ごし方
新幹線や特急列車での移動を快適にしたいという思いから、シートのリクライニングを倒す人もいることでしょう。ただ、リクライニングを倒したり戻したりすると、後ろの席が狭くなったり、振動が伝わったりするもの。「倒してもいいですか?」と声かけをする人もいれば、そうでない人もいますよね。そこで、anan Beauty+ clubに「新幹線での過ごし方」についてアンケートを実施。声かけする派としない派それぞれの意見をご紹介します!
リクライニングを「倒すとき」の声かけ
まずはリクライニングを「倒すとき」の声かけについて。声をかけると答えたのは3割弱で、それ以外の人は声をかけずに倒しているようでした。
それぞれ回答の理由を見てみましょう。
声をかける派
「自己満足だけど、一言添えた方がスッキリする」(37歳・会社員)
「なんとなく、自然とそうしています。寝ていたら声はかけません」(40歳・専門職)
シートを倒されると不快に感じる人もいるかもしれません。「嫌じゃないかな?」と心配しながら過ごしてしまうよりは、一言添えておくほうが気持ちよく車内を利用できそうですね。
また、寝ていたら声をかけないなど臨機応変な対応をしている人も。ほかにも読書に集中している、イヤホンをしているなど、その人の状況に合わせた対応をするといいかもしれませんね。
声をかけない派
「後ろに人がいるときは極力倒さない。倒すにしても、常識的な範囲にしか倒さないから声はかけない」(32歳・会社員)
「後ろがどんな人かわからないので、気分を害さない程度のスピード感でそーっと倒す」(44歳・主婦)
声はかけないけれど、迷惑をかけないよう最大限配慮したいという意向のコメントがほとんどでした。背筋が辛くない程度に少しだけ倒す、振動が伝わらないようにゆっくり倒すなど、後ろの席への思いやりを持って行動しているようです。
中には「変に周りの人とコミュニケーションを取ると揉めることもあるので、できるだけ話さないようにしています」(28歳・会社員)という声も。とはいえ、筆者の友人は黙ってリクライニングを倒して揉めたと話していたので、どちらがいいのかは難しいところです…。
※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。
リクライニングを「戻すとき」の声かけ
お次はリクライニングを「戻すとき」の対応について。anan Beauty+ clubのメンバーに声かけをしているかどうか聞いてみたところ、なんと「NO」が100%という結果でした。
こちらも理由を見てみましょう。
「戻すときに声をかけられたことがないし、かける発想もなかった」(32歳・会社員)
筆者も声をかけられたことはないので、かけようとも思っていませんでした。ただ、声をかけられて嫌な気分にはなりませんし、むしろ丁寧な方だなと好印象を抱くかも。
「ご飯を食べているようなら一声かける。何もなさげならかけない」(40歳・専門職)
たしかに、ご飯中にリクライニングを戻されると、テーブルが動いて少し不便かも。声をかけてくれたほうが親切な気がします。テーブルを使っていないときは、そーっと戻してくれれば特に気にならない人が多いかもしれませんね。
声かけの有無はどちらが正解というわけではないため、判断が難しいもの。自分がどうされたいかを考えて行動すると、スッキリした気持ちで過ごせるのではないでしょうか。
新幹線で遭遇したびっくりエピソード
新幹線や特急列車での過ごし方は人それぞれ。じっと座っている人もいれば、ご飯を食べる人、おしゃべりをする人など、さまざまな過ごし方をする人を見かけることでしょう。
そんな中、車内でびっくりするような事象に遭遇することも。女性たちが経験した新幹線車内のちょっとびっくりなエピソードについても聞いてみました。
「コンサートの帰り、出待ちのファンが大量にホームにいた」(37歳・会社員)
新幹線まで特定しようとするファンの執念がすごいです…。推し活は人の迷惑にならない程度に、ほどほどが大事ですね!
「隣の人の炭酸飲料がプシューッと飛び散って私にかかった」(40歳・専門職)
炭酸飲料を持ち運ぶ際、袋やバッグの中でシェイクされてしまったのでしょうか。不幸中の幸いで炭酸水であったことを祈りますが、ジュースだとベタベタになってしまいますね…。
「目的地に到着してからすぐご飯を食べる予定だったので、新幹線ではお腹を空かせていたら、隣の人がとっても美味しそうな匂いのするお弁当を食べ始め、お腹がすごく大きな音で鳴って恥ずかしかった」(32歳・会社員)
車内でお弁当を食べている人がいると、美味しそうな香りが漂ってきますよね。到着まで我慢しなければならないと思うと、余計にお腹が減って気になってしまいそうです…!
「指定席に座ろうと乗り込んだらもうすでに人が座っていて『私の席です』と堂々と言われた。結局その人が、乗る新幹線を間違っていたのに、思い込みが激しいのはすごいなと思った」(44歳・自営業)
あまりに堂々と言われると、自分が間違っているのかと心配になるかも。同じような状況になったら、自分の認識違いではないか再度確認してから声をかけたいものですね。
「隣に座った上品なマダムが、ビールの缶をプシューッと開けて美味しそうに飲んでいたのがすごくかっこよかった」(44歳・主婦)
筆者はビールが飲めないのですが、それでも移動中のビールはなんだか憧れてしまいます。ひと仕事終えたあと、ビールをグビっと飲みながら過ごすひととき…うーん、やっぱり素敵です! 炭酸が飛び散らないよう、持ち運びには要注意ですね(笑)。
自分も周りも快適な移動時間に
新幹線や特急列車でリクライニングを倒すときの声かけや、車内での過ごし方についてご紹介しました。
新幹線や特急列車は公共交通機関。多くの人が乗っているため、自分が快適でも、人に迷惑をかける行為は誉められたものではありません。周りへの配慮を忘れず、常識の範囲内で移動時間を楽しみましょう!
筆者情報
比嘉桃子
1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。
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