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生ごみはそのまま捨ててはダメ?! 臭いも防げてエコになる生ごみ処理の仕方

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。19回目は、自宅でよく料理をするというecocoメンバーの佐藤エリさん。今回は臭いの原因にもなる生ごみの処理の仕方についてご紹介します。

生ごみが減って、しかも臭わない! 知らなきゃ損する「家にあると便利なもの」

©宮本志保
©宮本志保

【最近やってるecoなこと】vol. 19

生ごみの臭いや雑菌の繁殖など、夏は特に気になる! という方も多いかと思います。自宅で過ごす時間が多くなり、お家ご飯が増えたことにより家庭内のごみが増えたという話もよく耳にします。料理をする際に出る生ごみ、皆さんはどう処理をしていますか?

生ごみの環境問題

生ゴミ 処理 エコ サステナブル エシカル パリパリキュー

生ごみの80%は水分と言われています。(※1)そのまま生ごみを焼却炉に入れてしまうと温度が下がってしまい、温度が下がるとダイオキシンが発生し、焼却するための時間もかかってしまうのと、二酸化炭素も多く発生するので環境問題につながります。

水分を減らす方法4つ

水分を減らすことでエコにもなりますが、水分を多く含んでいることで雑菌が繁殖しやすく臭いの原因にもつながります。シンク内の三角コーナーなどに生ごみを入れるとたくさんの水分を吸ってしまうので、捨てる前に水分をしっかり絞ることも大切。また、ほかにも水分を減らす4つの方法をご紹介します。

1. 生ごみを新聞紙に包んで捨てる。
新聞紙が生ごみ水分を吸収してくれます。

2. 汚れたお皿をキッチンペーパーで拭く。
食べかすやお皿に残った油の流出を防げます。

3. コンポスト
生ごみを堆肥化し、リサイクルして肥料にできます。お庭やベランダがある人にはおすすめ。ご自宅で簡単にできる「LFCコンポスト」もあるので、オシャレに気軽に始められます。(※2)

4. 生ごみ処理機

佐藤さんは生ごみ処理機を使っています。

佐藤さん 一軒家なのでディスポーザー等がなく、生ごみの臭いや小バエが気になったため購入を考えました。お値段は高めだけど、私が住む市から生ごみ処理機購入の助成金が出ていたので「パリパリキュー」という生ごみ処理機を購入しました。

〈使い方〉

生ゴミ 処理 エコ サステナブル エシカル パリパリキュー

生ごみを生ごみ処理機の内かごに入れる。

生ゴミ 処理 エコ サステナブル エシカル パリパリキュー

蓋を閉めてスイッチを押す。

生ゴミ 処理 エコ サステナブル エシカル パリパリキュー

数時間後。

佐藤さん 使い方は簡単です。生ごみを生ごみ処理機の内かごに入れて、スイッチを押すだけ。数時間後には生ごみがパリパリになっています。ごみを乾燥させることでカサが減り、ごみ袋を使う数も減りました。処理中は音も小さいし臭いも出ないので買ってよかったって思っています。

ーー佐藤さんのように自治体の助成金が出るのは良いですね。現在住んでいる地域の自治体から生ごみ処理機購入の助成金が出ているところもあるので調べてみてはいかがでしょうか。

生ごみ処理機購入助成金制度
https://www.parisparis.jp/assistance/

佐藤エリ
36歳/168cm/東京都在住
彫金アクセサリー作家として活動している
2児のママ
Instagram→@satoeri626

(※1)環境省 

(※2)LFCコンポスト 

(C)Cavan Images/Getty Images