いまわたしたちにできること~美容・健康・環境も~

ファンデが不要に! コスメ好きが惚れ込んだ「世界的に大注目の優秀コスメ」

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。14回目は、スキンケアやメイクが大好きなecocoのメンバーmihoさん。今回は世界中で注目が集まっている、ヴィーガンスキンケアやコスメの選び方についてご紹介します。

ヴィーガン(Vegan)とは?

©宮本志保
©宮本志保

【最近やってるecoなこと】vol. 14

化粧品の成分に動物由来のものを一切使用していない化粧品のこと。動物由来の成分が含まれる食品を口にしない完全菜食主義のことを「ヴィーガン」と定義されますが、化粧品にも卵や乳製品、ハチミツなど成分として含んでいない化粧品をヴィーガンスキンケア、ヴィーガンコスメといいます。

また、化粧品の製造工程において動物実験を行っていないこと(=クルエルティフリー)も特徴です。しかし、クルエルティフリーという表記は、製造するまでの工程のみを表現しているだけなので動物由来の成分が入っている可能性もあります。ヴィーガンコスメを意識して買う場合には、その点にも気をつけてみて下さい。

きっかけは動物実験を少しでも減らしたいと思ったから

Mihoさん ヴィーガン化粧品を使おうと思ったのは、不要な動物実験の廃止をして動物の犠牲を減らしたいと思ったから。完全ヴィーガンではないのですが、最近ではおもに野菜とお魚メインの生活をするようになって、そこからスキンケアも動物実験していないものを使うほうが、気持ちとして心地が良いなと感じました。

そして、自然由来の持続可能な素材を使うことにより、地球環境の負担を減らすことができると考えました。地球規模で見たら化粧品なんて微々たるもの、と思うかもしれません。しかし、使うものが少しでも環境保全につながっているのは個人的にも嬉しいです!

ヴィーガン コスメ メイク エコ サステナブル エシカル SDGs

たまにはサイエンススキンケアの力も借りる

Mihoさん 正直、全ての化粧品を、ヴィーガンコスメを始めとするエシカルコスメに統一しているわけではありません。なぜなら、私はもともとアレルギーもちで肌トラブルも起きやすい体質だからです。

そのため、自然由来を中心とするエシカルコスメなどは、時として肌に合わないものももちろんあります。そのような時は、皮膚科で処方されたものや肌に合う成分が入っている化粧品を使用しています。

しかし、購入する側として、このコスメができあがった背景や中身の成分、そして製造している会社の企業理念を調べることはできます。

私はミレニアル世代ということもあり、クチコミなども徹底的に見て、自分の気持ちと肌にマッチする商品を日々探しています。

あとは海外の通販などでは、「ヴィーガン」「クルエルティフリー」「オーガニック」などさまざまな項目を選択することができます。急いでいない時は、英語で検索をして海外通販を利用し、商品が届くのを楽しみにする時もあります。

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買う前にできるアクション3つ

Mihoさんがコスメやスキンケアを購入する際に気をつけていることを3つ教えてもらいました。

1. 可能であれば、動物実験を行っていない会社。
2. アレルギー反応が出ないような成分かどうか確認。
3. 本当に自分に必要なものか確認。

ほしいと思っても本当にそれ必要? 同じような化粧品持ってない? と一度立ち止まって考えることもエコなアクションですよね。

おすすめのブランドと商品

「SHIRO」

  • タマヌエッセンスプライマー
  • タマヌオイル&エキスと、がごめ昆布が配合された美容液にほんの少しカラーが加えられた、ファンデーションがいらないプライマーです。まだまだマスク生活が続くなかで、お肌を労りながら使うことができます。

  • タマヌオイルUV
  • 化学的な紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を使わずに、植物の成分だけで SPF12 PA+ を実現しているもの。在宅勤務の日でも気軽にこのオイルをつけることで、日焼け対策にもなるのが嬉しい!

    このタマヌは、防風林として植えられている沖縄のタマヌの木から落ちた実を、地域のシルバー人材センターや、農家さんの協力によって集められているものなんだそう。

  • ニームリキッドコンシーラー
  • 30代になり目元の乾燥が気になってきましたが、このコンシーラーはニームを使っているので保湿力もあって厚塗り感なくカバーすることができます。

企画開発の方から、制作の過程や想いを聞きました。開発者の想い、そして企業としての想いもとても共感できたので愛用しています。

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右から、「タマヌエッセンスプライマー」「タマヌオイルUV」「チャクラーサナスプレー80」「ニームリキッドコンシーラー」。

アイテムを大切に使う意識が芽生える

世界にはたくさんのスキンケアやコスメがありますが、ひとつの商品ができあがる背景や企業が大切にしている理念に耳を傾け、選ぶ基準にしても良いと思います。

まずは今使っているコスメやスキンケアを使い切ることも大切なアクションのひとつ。無理なくできることからやってみてくださいね。

Miho
東京都在住。夫と2人暮らしの33歳。普段は都内の会社に勤務しているOL。無理なく自分ができるペースでのエコな活動を日々心掛けています。

ecoco代表 平野絢子
エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。

また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。