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知ってるだけで得する!? 肌荒れしやすい季節の「メイク前の裏技」4つ

マスク生活によって「頬や口のあたりがカサつく」「マスクの摩擦によって肌が荒れる」と感じる瞬間が増えたようです。ただでさえ、マスクをするとメイクが崩れやすいのに、乾燥や肌荒れでメイクノリも悪くなるなんて悲劇! そこで今回は美容ライターの筆者が、マスクをしても崩れにくくなる“メイク前の裏技”をご紹介します。

マスクによる摩擦、繊維荒れ、乾燥に悩まされて…

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一日中マスクを付けていると、マスクが触れている部分に摩擦がおきたり、繊維が肌に触れてチクチクすることで「肌表面の乾燥」や「皮がめくれる」などの肌トラブルが発生しやすくなります。

さらに、冬は気温や湿度の低下によって、乾燥した冷たい風が肌に当たることで肌ストレスも増加。肌の乾燥やバリア機能の低下を加速させることも…。

そこで“マスク+冬の乾燥”から肌を守るために、日頃のスキンケアを重視し、メイク前のひと工夫で、乾燥を悪化させずにバリア機能を高め、メイク持ちをよくするための対策を行うとよいでしょう!

夜の保湿が大切! 肌トラブル別に変えたい「スキンケアの順番」

スキンケアといえば、クレンジングや洗顔でメイクや皮脂汚れを落とし、化粧水、美容液、乳液、クリームの順番で保湿するのが一般的かと思います。

しかし、これからの時期は「スキンケアによる乾燥対策」がしっかりできていないと、メイク前だけ念入りにケアしても肌トラブルを繰り返すだけ。そうならないためにも、夜の正しいスキンケアが大切です。

乾燥度合いや肌状態によってスキンケアを見直してみましょう。

肌表面がカサカサして粉っぽく、皮がめくれている場合…

コットンにたっぷり化粧水を含ませる

肌表面がカサカサして粉っぽく、皮がめくれているときは、肌の水分量が不足している可能性大! 化粧水で保湿しましょう。

(1)手のひらまたはコットンに、化粧水を適量取り、顔全体に優しくなじませます。

肌を優しくおさえるように化粧水を浸透させる

(2)もう一度化粧水を適量取り、(1)を繰り返します。

乾燥しやすい頬、口元、鼻周りをコットンパックする

(3)コットンに化粧水を含ませて、乾燥を感じる頬や口元にのせ、1〜2分パックし浸透させます。

(4)このあと美容液、乳液、クリームを重ねましょう。

スキンケアをするとピリピリする、肌荒れが続いている場合…

乳液と適量手に取る

化粧水をつけるとピリピリするような肌荒れが続いている場合は、水分量も油分量も不足していて、バリア機能が低下している可能性があります。スキンケアコスメを塗っても、水分や油分を維持しづらい状態です。

そのため、スキンケアコスメはいつも以上に厳選するといいでしょう。

全体に広げ、手のひらの体温で肌に浸透させる

(1)化粧水の前に、乳液またはホホバオイルを適量手に取り、顔全体に優しく広げます。
バリア機能が低下しているときは、化粧水に含まれるアルコールなどがピリピリ感の原因となるため、乳液やホホバオイルで肌を保護するのがおすすめです。

(2)乳液を広げたら、指の腹や手のひらを密着して、体温でなじませます。

コットンに化粧水を取り、優しくおさえるように浸透させる

(3)手のひらまたはコットンに化粧水をたっぷり含ませて、そっと肌に置くようになじませます。ホホバオイルを持っている場合は、2〜3滴化粧水に混ぜるとなじみやすくなりますよ。

(4)乾燥を感じる頬や口元に化粧水を含ませたコットンをのせて、1〜2分パックし浸透させます。

手のひらを密着させて、体温で浸透させる

(5)乳液を適量手に取り、顔全体に広げ、体温でなじませます。
一般的には化粧水の後に美容液をプラスしますが、肌荒れがひどいときは美容液を控えるのがベター。それでも使いたいときは、水分を抱え込み保水する働きのあるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿系美容液を使用し、その後に乳液を取り入れましょう。

クリームを適量手に取る

(6)最後にクリームを重ねましょう。

メイク前にするだけで仕上がり変わる! 朝のスキンケアポイント

乳液を適量手に取る

続いては、メイク前におすすめの朝のスキンケア方法をお伝えします。

(1)洗顔後、乳液を少量手に取り、顔全体に広げ、手のひらの温度でなじませます。
日中はマスクの摩擦、エアコンや空気による乾燥ダメージを長時間受けやすいため、あえて最初に乳液をなじませることで、バリア機能に対する刺激の予防が期待できます。

肌を優しくおさえるように化粧水を浸透させる

(2)化粧水を手またはコットンに適量取り、優しくおさえるように浸透させます。

(3)もう一度、化粧水を適量手やコットンに取り、(2)を繰り返します。

乳液を顔全体に広げ、手のひらの体温で浸透させる

(4)乳液を少量手に取り、顔全体に広げ、手のひらの体温でなじませます。

クリームを適量手に取る

(5)クリームを少量手に取り、顔全体に広げます。
しっかりと化粧水で水分を浸透させたあと、乳液とクリームなどの油分でカバーすることで、肌の乾燥や摩擦ダメージを軽減させる効果が高まります。

(6)下地を塗ってから、メイクをしていきましょう。

メイク直前にやるべき! メイク崩れを防ぐひと手間

メイクが崩れやすい、べたつくという理由から、朝は乳液やクリームを塗らない人もいるのでは? ですが、そうすると水分が逃げやすいため、筆者としては乳液やクリームを塗るのをおすすめします。

ティッシュで表面の油分を軽く吸い取る

乳液やクリームを塗ったあとのベタつきが気になる場合は、下地を塗る前にティッシュでポンポンと表面の油分をおさえましょう。

下地は擦り込むように塗るのではなく、さっと広げたあと指の腹を使っておさえるように肌になじませましょう。

マスク擦れでもう悩まない! 崩れやすい小鼻・口元のメイク方法

ファンデーションの質感の比較

表情の動きやマスクの形状によって、マスクの内側にファンデーションがついてしまうのは仕方のないこと。ですが、マスクが触れる頬や口元、鼻周りは油分の多いクリームやリキッドタイプよりも、油分量の少ないクッション+パウダータイプを選ぶほうがヨレにくいです。

クリームやリキッドタイプはカバー力があり、肌をしっとり仕上げてくれます。ですが、頬や口元、鼻周りは元々皮脂の分泌が盛んな場所に加え、マスクの摩擦によって崩れやすいため、浮いたような仕上がりになってしまう可能性が高いのです。

クッションファンデーションとフェイスパウダーを重ねる

マスクが触れやすく、乾燥や皮めくれしやすい頬や口元は、

(1)スキンケア時にクリームを塗って肌をしっとりさせておく
(2)色付きの下地を活用する
(3)みずみずしさのあるクッションタイプのファンデーションに、パウダーやフェイスパウダーを重ねる

方法がおすすめです。

肌荒れで“頬や鼻”のメイクノリがイマイチ… 知って得する「メイク前の裏技」4つ

マスクによる肌荒れでメイクノリが悪いと感じたら、乾燥を悪化させず、バリア機能を守るために“夜と朝のスキンケアの量や方法”を見直してみてください。

ぜひ、メイクノリやもちをよくするために、今の肌に合った“ベースメイクの質感や塗り方”をコントロールしてくださいね。

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