スケボー銅メダル・中山楓奈「いつか好きなメイクをして滑れたらいいな」
今回ブルーを効かせたメイクに挑んだ中山楓奈さんは、東京2020オリンピックのスケートボード競技で銅メダルに輝いた16歳のアスリート。
中山楓奈×ひんやりブルーメイク
使ったことのない鮮やかなブルーにかなりワクワクしています。
仕上がりを尋ねると、
「普段メイクをする機会がほとんどないから、濃いブルーを使うのがすごく新鮮でテンションが上がりました。目元がハッキリした人を見るとカッコいいなって感じるので、自分でもアイメイクは勉強したいと思っているんです。使ってみたい色みは…、(スケートボードの)デッキにも入っている緑かな。デッキって滑っているとすぐに削れちゃうからそこまでこだわってはいないんですが、好きな色や柄を使うとやっぱり気分が上がります」
競技は難易度やスピードなどが採点基準になるが、スケーティングの美しさにおいて中山さん流のこだわりが。
「一生懸命さを感じる重たい動きより、軽くて余裕そうに滑っている人の方が個人的に好きなんです。なので、自分もそう見えるように意識しています。軽さを出すには、体幹も柔軟性もパワーも全部必要。ガチな筋トレや走り込みはしていないけれど、体幹トレーニングや下半身のストレッチはできるだけ毎日実践するようにしています。メイクにも興味があるので、いつか好きなメイクをして滑れたらいいなって思っているんです」
Makeup Point
A、マットな質感とウォームなトーンが洗練ムード。
キャンメイク パーフェクトマルチアイズ 07¥858※限定色(井田ラボラトリーズ TEL:0120・44・1184)
B、ドラマティックな濃密ブルー。
エレガンス ラズル アイカラー 13¥2,310(エレガンス コスメティックス TEL:0120・766・995)
C、輝くパールで濡れたようなツヤに。
リュクス アイシャドウ フォイル 02¥4,730(ボビイ ブラウン TEL:0570・003・770)
Aの右上を上まぶたにチップ幅でのせる。この時、目頭側がやや強めな印象になるようにすることでホリ深な印象に。Bを上まぶたの目尻3分の1に塗り、ふんわりと広めにぼかす。さらに、下まぶたの目尻3分の1にもオン。Cを下まぶたの目頭3分の1にのせて瞳に輝きをプラス。目元が華やかな分、唇はグロスで抜け感を出すと◎。
Funa’s Beauty Rules
1、日々の食事内容をヘルシーに改善中。
「以前は好きなものを好きなだけ食べていたけれど、最近は少し意識するように。ジュースをやめてお茶か水、スケボーの練習後にはココア味のプロテインを飲むようになりました。ほとんど食べなかった野菜も食べるようにしていて、ばあちゃんちで育てているトマトを毎日食べています」
2、マインドの安定に癒しの香りを活用。
「香水は持っていないけれど、部屋にディフューザーを置いています。お寺みたいな、和室っぽい香りが好きですね。スケボーって、メンタルがすごく重要なんです。私はとても緊張しやすいので、好きな香りや音楽などの心を落ち着かせてくれるものは全部取り入れるようにしています」
3、サロン&家ケアで美ロングをキープ。
「長い髪でスケボーを滑ったらカッコいいなと思って、小1の頃からずっと伸ばしています。美容院でトリートメントしたり家でオイルをつけたりとお手入れを結構頑張っているけれど、長いからすぐに絡まっちゃうんです。アレンジはできないので、帽子で気分を変えることが多いですね」
なかやま・ふうな 2005年6月17日生まれ、富山県出身。東京2020オリンピックのスケートボード・ストリート女子競技銅メダリスト。「練習中に日焼け止めを忘れて焼けがちなので、今年は気をつけます!」
ワンピース¥57,200(ティート トウキョウ/ザ・PR TEL:03・6803・8313) ブーツ¥36,300(フレイ/株式会社パッション)
※『anan』2022年5月4‐11日合併号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・鹿野巧真 ヘア&メイク・北原 果 取材、文・真島絵麻里